「この飲み会はあまり気が進まない」と

言っていたクマオだったが、

帰宅は午前2時を過ぎていた。

 

 

いったいどこが気が進まんねんと思ったり、

いやいや実は二次会には行かず、

別の誰かと過ごしたのかもしれないなと

思ったり。

 

 

まぁ、追及はしないが。

 

 

午後から買い物がてら出かけた。

車中でクマオが言う。

 

「あぁ~ 

 りこの作るごはんが食べたいな~。」

 

「?」

 

「りこのから揚げがどこのから揚げよりも

 おいしいわ。」

 

「・・・・」

 

 

いや、戸惑うわ。

何の脈絡もなくこんなこと言われたら。

 

 

思わず言った。

 

「何でそんなヨイショしてくるん?」

 

「ヨイショて何やねん(笑)」

 

クマオの顔が赤くなった。

 

「何かあったん?

 言うてみ。」

 

「言うことなんかないわ(笑)」

 

「え?

 顔、真っ赤っかなってるやん。

 耳まで赤いやん。」

 

「(笑)・・・何がやねん・・

 赤ないわ、アホ。」

 

 

実際のところどうなのか知らないが

何かあっての「ヨイショ」なら

わかりやすすぎる。

ほんまのアホなんか。

 

 

とは言え

軽い笑い話ですんでよかったと思う。

ここで済ませておかないと

やっぱり胸がズキンと疼く。

 

 

できればこういう類の話は

一生笑い話の範疇であってほしい。