クマオの本音は知っている。
私の存在はかけがえのないもので
私のことを失いたくないと思っている
こと。
そしてやっぱり私のことが好きで
独占欲も強い。
何より長年培った「馴染み」感が
半端ない。
だから何が起きても
絶対に「別れ」を口にしない。
だけど遊びたい。
どこかのおねーちゃんと遊びたい。
手っ取り早くいくなら元カノでもいい。
カッコつけてドキドキしてデートして
セックスがしたい。
これもまた真実。
そして誰よりもクマオ自身がこの矛盾に
気づいているけど
そこに向き合うことをしないで
流している。
そして私はそんなクマオの本音を
知ってはいるけど
わかっていないフリで
クマオと向き合って
「何で?」「どうして?」と
問い詰めて
意地悪くクマオの身ぐるみはがして
恥ずかしい本音をさらしだしてやりたく
なる。
納得する答えなどないのに。
これはいったい何のループだろう。
「本当に愛していたなら
愛する人を悲しませることは
しないはず」
「本当に大切なら
必ず戻ってくる。」
知らず知らずのうちに
誰かが決めたこの定規に
当てはめてジャッジしている。
だから
積み上げてきたものは崩れて
絶望してしまう。
なら
もっと気楽でいいはず。
昨日の「本当」は今日はちょっと
違う。
今日の「嘘」は明日には「真実」に
なるかも。
今日はこれでいく。
これは可愛い。
