改めて言った。
本当はひた隠しにしている
たくさんの嘘や不義理を
もう謝らなくてもいいから、
「そのかわりに、
ただただ私に優しくして。」と
言った。
それがクマオさんの諸々に対する
謝罪の気持ちだと受け取るから。
そうしてくれたら
きっと私はずっと笑ってるから
面倒な喧嘩しなくて済むし、
クマオさんにとってもそれがよくない?
そう言うと
「何やねん、嘘や不義理って。
キミ、失礼だな。」と
ちょっとふざけたが、
私の目を見て「わかった」と言った。
それからしばらく優しい。
フキハラ気味のクマオが、
笑顔を振りまいて優しくしているのは
それなりに努力しているということだと
思っている。
いや、それとも
何か謝らなきゃあかんこと
したってことか?
もしそうであっても
今のところはもうそこには
蓋をするしかない。
これからも
蓋をする余裕がある時はそうしよう。
でもどうしても炙り出したくなったら
とことんやろう。
先は長いから、
まだまだ落ち着くところまでは
いかない。
冷凍餃子が食べたくなって
クマオに焼いてと頼んだら、
羽根もついて完璧。
「こんなん誰でもできる」と
言うけれど、
辛抱できずにすぐにいじってしまう
私にはこうはできない。
我が家の常備品。
これが一番おいしいと
思っている。


