私は 地獄に落ちた。
一方のクマオは私への罪悪感からも解放され、きっと女と楽しいバラ色の時間を生きている。
天国と地獄。
思えば事あるごとに私はクマオに言っていた。
「できれば次の彼女ができる前に私とは別れてほしい。でなきゃ、クマオさんだけ天国で
私は地獄。そんなの耐えられないよ」。
「わかった、わかったから」。
クマオは私がそういう話をすると、早く終わらせようとする。
私は食い下がる。「言い出しにくかったらね、私に別の男の人紹介するって言ってくれたら
いいよ。それが合図ね」。
「もう!何言ってんの!」
最後は笑いで終わるこの話。
そして案の定そのお願いは無視された。
むしろ一番残酷な方法で、私はクマオにすでに彼女がいることを知ったのだった。