(これは第3話です。前の話はココ から)
かわいそうなスタッフ、Sさんに心が動きましたが、
ここは一つ、Mさんの言い分も聞かなくてはいけません。
次の日、仕事が終った頃に、Mさんを呼び出して、話を聞いてみました。
僕とつきあってるってSさんに言ったそうやけど・・・。
「はい、言いました」
でも、付き合ってないやろ~。
「でも、社長は私のこと、好きですよね。私を見る目でわかります」
そら、ちょっと目つきがやらしいとか言われることはありますが、
従業員をそんな目で見たことはないです、多分。
話を変えます。
人のお金をどうしておろしたん?
「私も高校時代、友達にお金をおろされたことがあるので。。」
もう僕にはMさんが何を言っているのか、さっぱりわかりません。
本当の理由がわからないまま、彼女には辞めてもらうことにしました。
キャバクラのおねえちゃんに聞いたことですが、
女性でテクセが悪かったり、「○○さんとつきあってるの」という妄想を抱く人って、
結構いるらしいです。よくあることだよといわれました。
男の僕にはわかりませんな~。
そして、
Sさんは徐々にショックから立ち直り、会社に平穏な日々がもどってきました。
でも、時々思ってしまうんです。
Mさんは、僕のことが好きだったんだろうか。
それなら、僕に直接言えばいいのに。
そうしたら、僕だって考えないわけではありません。あんなこと、こんなこと・・・・。
Sさんにしてもそうです。
ショックをうけているのをコレ幸いと、僕が抱きしめたら、僕たちはどうなっていたかわかりません。
なんせ密室でしたからね。
僕は妻を愛している。でも、君にひかれる気持ちもどうにもできない・・・。
なんてね。
エエやないですか、妄想くらい。
妄想と浮気は、男の持病です。
完
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