(もう勘弁して〜)
昨年くらいから兆候は
あったのかもしれない。
大事なものに限って
失くなるという現象。
最近頻発している。
通帳
カード
診察券
保険証
印鑑
…
母が亡くなり、現在
父が一人で管理している
諸々の大切なもの。
大抵、家のどこかに
父なりに大切に保管してる。
ただ、その場所を忘れちゃう。
で、失くなった
と、慌てる。
「どっかから出てくるよ」と、
言いながらも、
探さないわけにはいかず…
最近は、帰省のたびに
何かしら捜索してる。
しかも回を重ねるごとに
難易度が上がる
さらに、今回は捜索中に
ダンボールの荷物、発見。
怪しげな、用途不明の
高級感漂う置物
今度はこれ⁇
私の堪忍袋の緒が…キレた
「何でこんなの買ったの⁈…」
グダグタグダグタ
(請求額も安くはない)
一緒にいた娘は、私たち父娘を
無視して夕餉の支度。
そして、イライラした私が
和紙の包みに手をかけた
その時、
「開けちゃダメ!」
(爆弾💣か⁈
)
「怒ってないで、
キャンセルが先でしょ!
包装破ってどうすんの
」
冷静な一言を頂いちゃいました
とっとと調べ、
さっさと電話して
ちゃっちゃとキャンセル
してくれた娘。
その後、
「もう気持ち切り替えて
ここでおじいちゃんに
優しい言葉かけてあげたら⁈」と
母を諭す娘。
ちょっと待った!
気持ち切り替えてー⁈
それが出来なくて
負のループにぐるぐるはまって、
泣き叫んでいた娘からの〜
気持ち
切り替えて!
イライラの炎も、
瞬く間に鎮火して、
笑いが込み上げてきた。
失くしものも
詐欺と紙一重の買い物も、
父に
悪気があるわけじゃない。
と、分かってはいても、
切なくて
やるせなくて
悔しかった…。
一度溢れた小言は
気持ちをオーバーヒートさせた。
結局
(何でわかってくれないの⁈
私がこんなに心配してるのに。)
そんな根っこなんだろうか。
父を、
弱く、頼りなく、可哀想に
感じたことに、
私自身が狼狽えたのもある。
台所に立ちながら、
久しぶりにマスターのテキストを
思い出し、
自分の心を、解剖してみました。
そんな私におかまいなく、
娘の
「はい、これでおしまい!
おじいちゃん、一緒に呑も呑も!」
部屋の空気が一変した。
「私のおかげでおじいちゃん
助かったんだよねー
」
ドヤ顔で、
美味しそうに野菜から
頬張る娘なのでした。
追伸
本題の捜索活動は一旦中止
となりました。
つづく



