数年親しくさせていただいていた30個上の方がいた。
昨年の年明けに急逝され、
無事に一周忌を終え落ち着きましたとの知らせをいただいて、奥様に初めてお会いしに出かけた。
仏前に手を合わせると、
もう二度とお会いできないのだなという実感が今さらながらにわいて、鼻の奥がつーんとした。
ご夫婦で毎年訪れていたという桜の名所に連れて行ってもらった。
ていねいに整備された桜並木で、
あちこちに、ベンチのみならずテーブル席もあり、お弁当を持参してお花見をしている人が何組もいてうらやましく感じながら歩いていた。
そんな数日後の朝、
東京に住むさとゆみから「今日のお昼の予定は決まってますか?」とじんさんと3人のLINEグループにランチのお誘いが届く。
ああ、できるなら今年ラスト、
桜の下でお弁当が食べたい
なんてことを思ってしまい、
「桜の下で花見弁当はどうでしょう?」と提案してみた。
さとゆみとの京都でのランチは、
だいたい毎回じんさんが「何食べたい?」と聞いて、ピックアップしたお店の中から行くお店が決まる。
京都には美味しいお店も京都風情のあるお店もたくさんある。
そんな中に突然、外でお花見の弁当だなんて大丈夫だろうか?という懸念も頭をよぎったけれど、
わたしの唯一とも言える「好き」と「やりたい」には勝てずに申し出てみた。
「いいですねえ最高」
という返事で急遽、
お花見弁当ランチが決まった。
人生、ノリとタイミングは大事。
「まだ早いかも」
「今じゃないかも」
「準備が整ってからにしよう」
「もう遅いかもしれない」
何かを始めるとき
やめるとき
変えるとき
いつも正しいタイミングを探してしまう。
でも実際うまくいったことって、
完璧に準備できてた時よりも、
ノリとタイミングで「えいやっ!」って行動したことだったりする。
あとから
「あのときのわたし、よくやったなあ」
と自分でも思うやつが、わたしにもある。
もちろん、ちゃんと考えるって大事。
でも考えすぎて動けないより、
今この瞬間に心が動いたなら
それはもう最高のタイミングなんじゃないかと思う。
失敗してもいい
後悔してもいい。
ノリとタイミングでやったことって、
意外とその後の糧になる。
わたしはあまりノリとタイミングで動くことが少ないタイプだけれど
人生の中で
「ノリでやった」って言えることが多い人ほど、
なんか楽しそうだなって思う。
ノリとタイミングを
自分で信じられるか
大事なのはそこかもしれない。
みんなで桜の下でお弁当を広げた日。
笑って、食べて、風が気持ちよくて。
なんてことない時間が、
すごくちゃんと心に残ってる。
「やってみたい」と思った瞬間に
えいやっ!って動いてみてよかった。
たぶん正しいタイミングかどうかって
あとから決まるものなのかもしれない。
それがうまくいったかどうかより、
「動いてよかったな」って思えたことが
いちばんの宝なのかもなと思う。
これからも、
心が動いた時はそのまま動いてみよう。
それがきっと、
人生をちょっとずつ軽くしてくれる。





