「ママ、15年間ほんっまに、ありがとう」
青空の下の校庭で
わたしの胸に顔をうずめにきた15歳はしばらく
わたしより大きくなったその肩を
震わせていました。
子どもは親のものじゃないし
親の楽しみのためにいるんじゃないし
親は
彼ら自身の人生を歩んでいく中の
ほんの少しの間のサポーターなだけ。
なのに、
こんなにもあたたかい気持ちを運んできてくれる。
こんなにも
嬉しい気持ちを運んできてくれる。
つらく苦しい気持ちも多く運んできてくれるけど
それでも
余りある幸せな気持ちを運んできてくれる。
わたしは娘が2人いるのですが
昨日は
二女の方の卒業式でした。
こういう式典に参加すると
子どもの人生を支えてくれている
親以外の人たちの力をたくさん感じます。
子どもひとりで育ったんじゃないし
親やその家族だけで育てたんじゃない。
直接関わってくれた人たちだけじゃなく、
地域の人たちもたくさん見守っていてくれて
今日があります。
子どもは親のものでもないし
その家のものでもない。
親の役に立つためにいるんじゃないし
その家のためにいるのでもない。
この社会全体の
構成員。
特に義務教育を終えたこの歳からは、
社会を一緒に作っていく
一緒に生きていく社会の仲間なんだな、という思いがはっきりしました。
12歳と15歳で
こんなにも違いがあるのかと目の前で見せてくれたこれからの仲間たち。
卒業式が終わってから、
自分たちで考えて河原で練習したという、
クラス全員から先生への歌のプレゼント。
急遽思い立ったとう色紙の表紙の絵は、
うちの子が夜遅くに書いていました。
卒業式の保護者入場列で後ろに並んだ方が話していたこと。
卒業式前日の準備で広場で集まって色紙作りなどの作業をしていた子どもたちに、地域で有名な偏屈ババアが文句を言ってきたと。
3年前の子どもたちならそのババアからわあっと逃げていたらしいのだけれど、昨日は「すみません。配慮が足りていませんでした。」と謝ったというのだ。
子どもたちはこの3年で成長したけど、
そのババアは3年経ってちっとも成長してないよね。
と笑っていました。
この3年間で
私たち大人は
そしてわたしは
ちゃんと成長できたかな?
3年前と同じことで悩んだり
同じことに不満を言ってたりしないかな。
あんなかわいい生き物たちに負けてらんないな、と
襟を正す思い。
保護者って、
間近で成長を見せてもらえる特権です。
ありがとう
ありがとうと
卒業式前からずっと思っていました。
卒業式も
ありがとう
ありがとうと
見守らせてもらいました。
卒業おめでとう!



