日曜日も気付くと午後10時を回っていました。
相変わらず、頭痛が酷くて、少し起き上がっては、食事したり、ネットで返信したりしていたのですが。
すぐに体がしんどくなり、一日横になっていました。
(いい加減、もう起きないと…。
明日は仕事だし、お風呂に入らないと…。)
私はなんとか、起き上がって、CDプレーヤーをつけて、メタミュージックを室内に流しながら、服を脱ぎ始めます。
ズキズキと後頭部が痛みます。
鎮痛剤を買いに行って、飲むべきなんでしょうが、とても、表を歩ける気力がありません。
前々日から調子が悪かったのですから、早めに鎮痛剤を飲むべきだったのですが、抗ウツ剤を長年飲んできた苦い経験から、極力薬に頼るのは避けていたため、買い置きもしていなかったのです。
発熱することは多いのですが、頭痛や生理痛で苦しむタイプではなかった、というのもあります。
私「うぇーん、頭痛いよぉ。ミカエル~。」![]()
私は子供みたいに、涙を流しながら、お風呂場に行き、熱いシャワーを浴びます。
そうして、さっぱりすると、少し頭痛も治まって来て、ドライヤーで髪の毛を乾かすと、再びベッドにもぐりこみます。
枕元にあるプレーヤーからは、いつもの『The Music of Graceful Passages』の穏やかな音楽が流れています。(注:ヘミシンクショップ瑠璃の風
視聴はこちら→☆☆☆
(あまり、時間がない。メタ・ミュージックだけで、直接フォーカス21に行って。
もう、今日はレトリーバルは無理だろうけど、カゴメカゴメだけでも参加しよう…。)
ズキズキと痛む頭を抱えながら、私がそう、意図すると、ふわりとピンク色の空間に意識が移行し。
側に、私のメインガイドである黒衣の騎士、ユアンさんがいました。
彼は、厳しい表情をしており、私が彼に気が付くと同時に彼は私の背中を抱き。
ユ「行先はガラスのピラミッドだ。」
私「あぁ…。」
瞬時に二人して、フォーカス21の関西コミュ内にある、ヒーリングスポットの内部に出現しました。
そこは、早朝の神社の空気にも似た、清冽な気配が漂う空間で、内部ははふんわりと柔らかな黄色の光に包まれており。
天井近くにはチカチカと金色の微粒子が明滅しており、しっとりとした印象の癒しのスペースで。
目の前には黒い革張りの一人掛け用のソファがあります。
ユアンさんに促され、私は倒れるように、そのソファへと体を沈み込ませます。
痛みで目がかすみますが、自分の姿を見ると、丸く大きく襟の開いた、淡いオレンジ色のドレスの様な物を着ています。
テロリとした、光沢を放つ、シルクサテンのような素材でできた生地で、一見するとドレスの様ですが、よく見ると膝丈のキュロットスカートになっています。
顔だちもアーモンド型をした瞳を持つ、彫の深いエキゾチックな美女の姿に。
素肌は小麦色で髪型はローカル1のままのショートカットになっています。
今回も緑の姫君:ピンク色バージョンの様です。
自分がキュロットスカートを履いていることに少し安心して、ソファに座り続けます。
(少しぐらい膝が開いても、だらしなく見えなくて安心、という意味です。)
ズキズキと頭が痛みます。
(くそ!頭が痛い…。ここで少しでも回復するのを待つか…。)
私が目を瞑っていても、一向に頭痛がおさまる気配はありません。
(マズイ、もう時間が迫ってきている。
ともかく、巨大クリスタルの前に…。)
私が瞳を閉じたまま、少し体を動かすと、額にユアンさんの手が当たります。
どうやら、まだ動くな、と言っているようです。
私は瞳を閉じたまま、ふぅーっと、深いため息をつきます。
(…もうそろそろ、時間だ。
なんとか、動けそうだが…。)
再び、私が瞳を閉じたまま、そわそわと身動きをすると、今度は左肩に彼の手がかかります。
どうやら、私の目の前にピッタリと張り付いていた模様。
痛む頭を抱えながら、私が薄く瞳を開きます。
私「…なんとか、大丈夫だと…。」
ユ「ダメだ。」
私は再び、瞳を閉じて、ため息をつきます。
万事控えめな彼が、強気で私を止めるという事は、自分で思う以上に体調が悪いのかもしれません。
実際、こんなに頭が痛んでいては、確かに役に立ちそうもありません。
私は意識を巨大クリスタル前に集中すると、大勢の人間が集まり、ざわざわとした気配が伝わります。
「カゴメカゴメ、始めるよ~!!」
と、少しボーイッシュな女性の威勢のよい声が聞こえます。
(また、この声。よく聞くな。名古屋のKさんに似ている気もするけど。
彼女から、イレブン・スターに参加した、という話は特に聞いていないしな…。
ともかく、音頭とってくれる人がいるのは、ありがたい。
主催者の私がいなくても、イレブン・スター☆は機能している。
よかった…。
私は旗印を立てただけ。
有志が手弁当でボランティアに参加するっていうスタンスだし。
このイベントに規約があるとすれば、『無理はするな。』って事だけ。
精神的、身体的に不調な時は、レトリーバルするつもりが、誤って捕らわれ領域に繋がってしまった、という事になりかねないからな。
私が悪い見本になってしまっては、本末転倒だし。
やらねばならない事って、実際にはそんなにないんだよな…。
せめて、被災地への祈りだけでも参加したかったけど。
こうも、頭が痛いと、私が癒されたいくらいだ。
力及ばずで、情ないけど、回復するまでここにいるしかないか…。
くぅ~、あだまいだい…。)![]()
私は瞳を閉じたまま、力なく、涙目でソファに腰かけていましたが。
すぐ側にユアンさんの気配がします。
(あぁ、被災地から控除証明書が届いたから、確定申告の画像データを取り込んで記事にしなきゃだけど、それもまだやっていない。(注:私は被災した自治体へ『ふるさと納税』という形で直接寄付をしています。詳細はまた後日)
なんとか、カゴメカゴメの第2陣にだけでも、参加できないか…。)
私が身動きをすると、彼が指でとん、と肩を押さえます。
頭の痛みが後頭部から、前頭部に移動してきました。
額がズキズキと痛みます。![]()
(なんなら、共同探索だけでも…。)
私がソワソワと動くたびに、そっと、肩を押さえます。
(…無理だよな、やっぱり…。)
私は、深く、脱力しました…。
(…そういえば、この二日、誰とも話していない…。)
ローカル1の枕元では、CDから清らかな讃美歌が流れています。
薄眼を開けて、左手でユアンさんの右手を捕まえます。
そのまま、彼の手を自分の口元に引き寄せて。
私「ユアンさん、愛してる。」
そうして、彼の指先に口づけをしました。
自然に、そうしていたのです。
ユアンさんの息を飲む気配が伝わります。
私は、ハッと我に返って、慌てて手を放します。
(しまった!無神経すぎたか!?)
ユアン『君にとって、3番目でもいい。僕を君の夫にして欲しい。』
私『ダメです。あなたが悲しむのは目に見えている。~~下がりなさい、今は私の方が力が上だ!』
『ガイドに心配されて、いい気になってんじゃねーよって話ですよ!』
瞳を閉じて、かつてのやり取りを思い出します。
ズキズキと頭が痛みます。
ユ「……姫。」
(珍しい、ユアンさんが私を姫と呼ぶなんて…。)
私「…ユアンさん、好き。」
ユ「僕も、姫が大好きです。」
私「ユアンさん、愛してる。」
ユ「僕も愛してる。」
(ダメだ。ユアンさんの心を乱しちゃ、ダメなのに…。
何を言っているの?私は。
あぁ、頭が痛い。
言葉が口をついてくる…。)
キシッと、ソファの肘掛けに彼の両手がかかった振動が伝わります。
瞳を閉じた私の視界がうっすらと翳るのが分かり。
頬に彼の吐息がかかるのを感じます。
私はそのまま瞳を閉じていると、少しして、そっとまぶたに唇が当たって。
そうして、そのままじっとしていると、今度は頬にキスをされました。
(また、ガイドの人格を無視するような行動を…。)
私「すまない、頭が痛いんだ。このまま休ませて。」
瞳を閉じたまま、私が顔をそむけると、彼からビクッとした気配が伝わりました。
私「…そばに居て欲しい。一人にしないで。」
ユ「あぁ…。」
彼の安堵したような気配が伝わります。
そして、私の左手の上に、彼の右手が乗せられます。
(くそ!また彼の気持ちを振り回して。
自分が淋しいからって…。
くっ、頭が痛い…。)
今度は左目の奥がズキズキと痛みます。
(思考は、読まない。
だが、感情が流れ込んでくる。
私を気遣う、優しい気持ち…。)
ユ「姫を一人にしない。」
私「ユアンさん、愛してる。」
ユ「…姫。いつも無理して…。僕の側に。僕だけの姫でいて。」
私「?…何を知っている?」
ユ「今夜は僕のそばに居て。」
私「頭が痛いんだ。少し、眠る。」
私は薄目を開けて、彼の顔をチラッと見て、再び瞳を閉じます。
痛みは左目から鼻の頭の奥の方に移動して、さらにズキズキと痛みます。
私の瞳に残ったのは、私を覗き込む、心配そうなコバルトブルーの二つの瞳でした。
(青色!ユアンさんの瞳の色は黒色だったはず!?)![]()
私が驚いて、再び瞳を開くと。
目の前にあったのは、二つの大きな紺色の瞳が収められた、完璧な相貌を持つ、銀髪の持ち主の心配そうな顔でした。
陶磁器の様な白い素肌は、まるでビスクドールの様になめらかであり、ほっそりとした顎に可憐な小さな唇。
まっすぐに伸びた銀色の長い髪の毛は額の所で真っ二つに分かれて、すこし開いた扇型に流れており。
キラキラと銀色に輝き、華麗に顔を縁取りつつも、白く細長い首をより長く感じさせます。
(え!?ラファエル!?)
それは、私の記憶にあるラファエルよりもかなり線が細くて幼い感じで。
ラファエル(青年)というより、美少女の様に見えます。
一瞬、瞬きした後、私の目に映ったのは。
白菊の花びらを平たくしたような、白い花びらがひとひら、宙を舞い落ちるビジョンと。
黒髪に黒と見まごうほどの濃い紺色の瞳の美青年の姿でした。
(これは、ユアンさんの過去生の姿か…。)
ユアン『君が、本の虫になって、玉の輿ねぇ…。
そんなタマかなぁ…?』
私『そうだな、やっぱ無理か!!
地味な人生なんて、退屈でしゃーない!
そのうち、結局騒ぎ出すかな!ははっ!!』(注:過去記事:ドラゴンライダー
より)
ミカエル『彼は、君のI/Tメンバーだよ。
その中でも、今までの君の生でのパターンが集積された人格でもある。
~いわば、君の分身といっても良いかもしれないね。』(注:過去記事:ガイド(?)ミカエルさん
より)
ユアン『僕は、君が何度転生を繰り返しても、その魂を必ず見つけ出して友達になる。
そして、一生君を護る。
君と僕は昔、そう、約束した。
それが君の古い前世の話。』(注:過去記事自分レトリーバル現世編⑧
より)
(くそ!頭いてぇ…。
まるで、花びらが宙を舞うように、記憶が錯綜する…。)
過去生のユアンさんの瞳の色は、まるでタンザナイトの様に深く、濃い紺色をしており。
ラファエルさんとは、また違う紺色なのでした。
私は瞳を閉じます。
(くっ。世話がねぇ。
夕べは、バシャールの事を自分大好きなおしゃべり好きの宇宙人だとかなんとか言ってたが。
結局、手前の事じゃねぇか。
ドラゴンライダーの頃は自分が宇宙人だったって、話だ。
彼との過去生の事にしても、あれっぽっちしか思い出せていない。
どうせ、ろくな末路しか迎えていねぇはずだ。
宇宙探索を避けたがるのも、血なまぐさい匂いがプンプンするからだ。
それも、どうしようもねぇ、悲惨な話…。)
ふっと皮肉な笑みが浮かびます。
(ドラゴンとの友情は永遠だ、か…。
あの時の彼の名前は、カイルだったか…。
分からないな、怪しい。
あぁ…。
彼に初めて会った時も、アタシは緑色の瞳をしていたっけ…。)
私は14~5歳の少女の姿をしており。
金色の髪の毛をポニーテールにして、ただ布を体に巻きつけただけの様な、粗末な服を来て岩の上を歩いていて。
足元にいる、『彼』に気づいて、私は振り返ります。
逆光を浴びて、白く燃え立つような金髪の陰にあるその瞳は、金色に輝く、明るいオリーブグリーンをしており、まるで8月の誕生石のペリドットの様です。
(…あの時の、『彼』は、まだ、ドラゴンの姿をしていなかった…。
もっと、混沌とした、汚泥の様な…。
私に見つけられて、喜びに打ち震えていた…。
あぁ、誰の記憶だ…。
それなら、なぜ、振り返った私の映像が浮かぶんだ…。)
ユアンさんは、私の左手に自分の右手を添えたまま、そっと、私の左側に移動します。
(優しい波動…。
安らぐ…。
ミカエルさんは、ユアンさんを私の分身だと…。
それでいて、過去生での相棒だった彼。
あぁ、頭が痛い。
思考がまとまらない。
私の認識を超えていることは、しょせん、私には、理解できない。
分かっていることは、彼がそばに居ると、心が安らぐという事…。
…こんなに綺麗な心の生き物が、私の分身なハズがない。
きっと、コイツも隠し玉をもってやがるんだ…。
そうでなきゃ、オカシイ…。)
ユアンさんは、私のすぐ側にいて、立っているつもりの様でしたので。
私は自分のソファの隣に籐の椅子を出現させて。
彼はそこに腰かけて、私が目覚めるまで、ずっと手を乗せてくれていたのでした。
(つづく)
注:今回の記事では、私がいつも使用している、メタ・ミュージック『The Music of Graceful Passages/優雅な航海』の視聴ができるようにさせていただいております。
ヘミシンクってどんなもの?と思われる方の参考になればと思います。
どんなCDを買ったらいいのかしら?という方、どうぞ、こちらのHPも参考になさってください。
ヘミシンクショップ瑠璃の風
視聴のリンクを特別に許可していただきました、ヘミシンクショップ『瑠璃の風』さん、ご協力感謝いたします。
