合同レトリーバルを終えた私は、意識体をフォーカス12へと飛ばし、自分で以前に作ったヒーリングスポットへと向かいます。


そこは、滝のすぐ側にヒノキ造りの東屋がある、マイナスイオンたっぷりの癒しのスポット。ダウン


私は最初は滝のすぐ側に佇み、ミストシャワーを浴びて、合同レトリーバルの最中にもしかして、拾ってきてしまったマイナスの念を外すために、ヒーリングを行います。キラキラ


そして、そのすぐ側にある、東屋へと向かい、そこにそっと一人で腰かけて目を瞑ります。


ヒノキのよい香りと、しっとりとした空気。


涼しい風を顔に受けて、ホッと一息入れます。


(そういえば、去年の7月にここでミカエルさんと会ったんだったな。


 あの時は、ヒビキさんの合同レトリーバルの最中で、大勢の人と一緒に和室に寝っころがって、体験していたんだった。
 
 ミカエルに会えた嬉しさで思わず泣いてしまったっけ。


 あの時は、ミカエルの安否が分からずに不安だったから、なぜ私と会えなくなったのかを聞くのを忘れてしまった。


 …私は詰めが甘いな…。)



あの時、ミカエルさんの肩にもたれかかりながら、私は涙を流していて。


その時の、彼の肩の感触や、髪の毛が顔にかかった感触を私はしばらく思い出していました。


(…よし、ヒーリングは十分だろう。そろそろフォーカス21へ行って、共同探索へと向かうか。)



私は意識をF21にある、関西コミュへと向けます。


背中の羽を使って、関西コミュへと降り立とうとすると、湖に豪華客船ムンク号が浮いているのが目にとまります。


私はそのまま、ムンク号の甲板に降り立つと、そこにたたずむ、ガンさんへと挨拶します。

ガンさんはムンクさんのメインガイドであり、西洋人のおじいさんで身長は183cm位。


全身を包む、灰色のローブを着ており、右手に頭にこぶのある木の杖を持っています。



私「ガンさん、お久しぶりです。


  しばらく挨拶もせずに、申し訳ありませんでした。」


ガ「いや、会っているよ。先月も挨拶してくれていた。」


私「あ、そうなんですか…。覚えていないな…。そうだ…。」



私は、つい、ガンさんに自分の胸の内を打ち明けてしまいました。


ガンさんは静かに私の話を聞いて、うん、うん、と相槌を打ちながらも、特に自分からは何も話さず。


時々「大丈夫だよ。」とだけ、繰り返すのです。


あんまり私から一方的にお話しているものですから、そのうち、これは私が自分に都合よく、ガンさんに振る舞わせているのではないかと不安になりますが。


ガンさんは、にこにこと慈愛に満ちた瞳で私を見つめて、そっと私の頬を撫でてくれました。


私は子供の頃、ガンさんだけでなく、たくさんの非物質的な存在とおしゃべりしており。


その中でも特にお気に入りが『灰色のおじいさん』こと、ガンさんだったのです。


彼は、私に、この現実世界での事を色々教えてくれて、まだ幼い私がそこまで理解していることを、他の大人に悟られてはならないよ、とアドバイスしてくれたり。


小学校に上る頃には、もう、私達と交流していては、私の為にならないから、と別れを告げられていたのでした。


私にとって、ガンさんとは、祖父のようなイメージを持った存在で。


彼もまた、私の事を、孫のように思ってくれているのかもしれません。


子供の頃の印象からすると、ガンさんのイメージは饒舌な人物だったのに対して、今の私への対応が、言葉少ななだけあって、少し、不安になったのでした。


しかし、静かに頷くガンさんの瞳をみていると。


『そこは自分で考えて行動しなさい』と無言で言っているようで、私は、そうだな、と納得したのでした。


そうして、たっぷりのまつ毛に縁取られたアイスブルーの美しい瞳を見ていると。


ふと、これが、ミカエルさんの変身した姿ならいいのに…と考えている自分がいます。



ガ「…夢は叶うよ。」


私「えぇ。ありがとうございます。」


ガンさんは、いつもと変わらず、静かにそう言うと。


私は、なんの躊躇もなく、それは真実だと感じて返事をしているのです。


流れ星


そうして、ガンさんとお別れして、関西コミュの様子を窺おうと、まずは巨大クリスタルの前に出現します。


ふと、自分の姿を見てみると、髪の毛の色がまるでレンゲの花のように、ピンク色や藤色が混じったウェーブヘアの超ロングになっており。


瞳の色は、ピンク色とオレンジ色がユラユラと混じった、まるでパパラチア・サファイアの様な色相をしています。宝石赤


その瞳はアーモンド型で、エキゾチックな彫の深い顔立ちをしており、体型は7.5等身のまさに絶世の美女。


超ロングの髪の毛をポニーテールにしていますが、それでも足元まで届いており。


ほんのり小麦色の肌をした体には、淡いオレンジ色のテロッとした素材の膝丈のドレスを着ています。


(うわっ!珍しい。緑の姫君、ピンク色バージョンだ。


 この姿で関西コミュに来たのは初めてだから、これは知覚クイズになるぞ。)



そう思いながら、関西コミュを歩き回ろうとすると、周りはあまり見えませんが白いモヤモヤがまとわりついてきます。


どうやら、そこにいる人が話しかけているようですが、私にはしっかりと声が届きません。


キャーキャーはしゃいだ女の子の声と。音譜


なんとなく、「シンコポに行こうよ。」と私を誘っているようです。


私「うん、後でね~。もうちょっと知覚クイズを確かめてくるよ。」



そんなやりとりをしても、あとからあとから、白いもやもやが接触してきます。


なんだか、色々言ってくれているのですが、うまく認識できません。



(う~ん、知覚がぼやけているな。汗


 そうだ、バロンさんの所で知覚アップの為のドリンクをもらって来よう。)


私はバロンさんのバーに向かうと。


私の認識では、ペロペロのアニメ調のバロンさんがお出迎えしてくれて。


バ「ムスカリですよ。どうぞ。」カクテルグラス


と、言って、淡い青色とも、藤色ともつかない色を白濁させたカクテルをふるまわれました。


私「へぇ~、ムスカリって言う名前のカクテルがあるんだ。
  初めて知った。」


バ「えぇ。ジンベースです。」


私がそれを飲み干すと、バロンさんの姿が3Dのアニメ調に変化していました。


(それでも、やはりアニメ調か…。
 へミシンカーはともかく、ガイドはしっかり知覚できていたのに、これでは、今日の共同探索はおぼつかないな…。)



もう一杯いただこうかな、とか考えていると、頭がグルグルしてきて。


いったん、ローカル1に戻ります。


そうして、再び関西コミュに現れて、バロンさんの所に向かうと。


私「…バロンさん、こんな人にまでお酒を出して!むっ
  オレンジジュースでいいじゃないの。

  むぅ~、フォーカスエリアだからいいのか…。」


とか、ブツブツ文句を言っています。


そうして、知覚クイズを見るも、なんか、白い丸いモノ?


また、チャレンジしてみます。汗


そうして、自分のカフェ『咲咲(さくさく)』へと向かいます。


(私の姿を見て、気づくかしら…?)


と、内心、ドキドキしながら、カフェを覗くと、入り口に私のお金のガイド:正君が立っています。


彼は小学2年生位の体格で、江戸時代の丁稚小僧の格好に黒い帽子をかぶって、丸眼鏡をかけています。


正「あ、しんじゅ☆♪さん。
  忙しいんですから、手伝ってください。」


彼は私に一瞥をくれると、すかさず、白い前掛けとお盆を手渡しました。


(さ、さすが、マイガイド!

この華麗な容姿にも関わらず、一瞬で私を見抜き、すかさず、給仕を頼むとはっ!!)


私「あ、ハイ。」


そう言って、反射的に私は白い半月型の前掛けをお腹に充てて腰の後ろで結び。
思わずお盆を手に取って、お店の中に入ります。


すると、正君は無表情で、唇を強く引き結びつつも、唇をプルプルと振るわせて私から目をそむけます。


私「え?ナニ、正君。」


(え、何をこらえているの?もしかして、怒ってる?それとも笑うのをこらえてるの?)


正「…。」


正君は、そのまま私に背を向けてしまします。


私「え、ちょ!?ナニ、その反応!?気になるんですけど!?」


八千代「ほら、生チュー二つ、奥に持って行って!」


私「あ、八千代さん。アレ!顔が!」目


八千代「もう!もっと美人に描いてよね!?」


私が見た八千代さんの顔は、以前私が書いたイラスト通りの顔になっていました。


私「えぇっ!?それはすいません。ガーンえっと、生チューね。」


八千代「それと、マッコリもお願い。」


私「あ、はーい。」


と、いそいそと店の奥にお酒を運ぶ私。


店内は、むせ返るようないろんなお酒のにおいと、たばこの匂いが充満していました。


お客さん達は、めいめい連れの人達と夢中で談笑しており、まるで私の存在に気づいていません。


私「はい、焼酎の方~。はい、熱燗の方~。お酒枝豆置いときますね~。」


と、次々とお酒を運んでいると、ちょと目にとまった人物がいて、私に手を振ってくれています。


30代半ばといった所で、スポーツ刈りで日によく焼けた顔だちで白いポロシャツを着こんでいます。


男性「やぁ、また会えたね。」


私「あ、以前お会いした方ですね~。^^」


(どなただったかしら?)


ドタバタと給仕しながら、店の奥の方に行くと、壁に習字が貼ってあって。


その側にmunikenさんがいて、顔を真っ赤にしながらにこにことこちらへ手を振ってくれています。


私「あ、munikenさん、こんばんは~。」


かなりよっぱらっているらしく、話しかけてはきませんでしたが、周りの席の方と盛り上がっていたようです。


(しかし、この店、もうカフェとかじゃなくて、完全に居酒屋。


 まぁ、それはいいんだけど、お客さん、男性ばっかりじゃん。


 こんなにタバコ臭くては、女子は入れんか。)



そうして、お店を出ると、店外がオープンカフェになっており。


コスモスの花畑の側に白くて丸いテーブルとイスがいくつかセットになっており。


花見をしながら、月見バーガーを食べているお客さんがいました。


それで、私はおとなりの『あかりの居酒屋』さんに顔を出すと。


そこは、私のカフェ『咲咲』とは逆に女性客が大勢いました。


そこには、あかり@スターシードさんのガイド:ベスタさんがいて。


彼女の見た目はマツコ・デラックスそのままなのですが。



ベ「なによ~。たこ焼き屋の話、面白いじゃない。
  でも、味はウチのたこ焼きの方が上ね!!」



とか、言って、構ってくれています。


すると、またお客さん達が大勢群がって来て…。


という所で、ローカル1に戻って着ました。


しかし、この晩は、何度も何度もフォーカスエリアとローカル1を行き来した模様で。


何分、記憶のお持ち帰りができていないのですが、大勢の方と接触をしたなぁという印象でした。


皆さんは、いかがでしたか?