「先生、Hちゃんが泣いていまーす」
女ボス、いえ、リーダ的存在のKちゃんが、わたしを呼びます。
見ると、Hちゃんが静かに俯いて、涙をポロポロこぼしています。
「ありゃりゃ、Hちゃんどうしたー?お腹、痛い?」
とりあえずはKちゃんに「「教えてくれてありがとうね」とお礼を言い、
Hちゃんから涙の理由を聞き出します。
「お腹じゃないとすると、なんだろう。トイレ?」
Hちゃんはブルブルと首を横に振って、今度はKちゃんの方を恨めしそうにチラ見します。
そして「ここ、つねって、引っ掻いたー」と、自分の腕をさすりながら泣いています。
Y「Kちゃーん、引っ掻いたの?」
きまり悪そうに、うなづくKちゃん。(認めるの早っ!)
Y「それはダメだよね。Kちゃん、Hちゃんに謝らなくちゃ」
K「ごめんね」(謝るの早っ!)
Y「Hちゃん、Kちゃんがごめんねって謝ってるけど、許してあげてくれる?」
コクンとうなづきながら「いいよ」と言うHちゃん(許すの早っ!)
Y「Kちゃん、もう引っ掻いたりしないね」
K「うん、しない」
そんな感じで、瞬時に解決してしまったトラブルです。
自分で引っ掻いて泣かせおきながら、でもそのまま泣かせておくのはきまりが悪くて、
わざわざわたしに裁きみたいなものを求めるKちゃんがユニークです。
Kちゃんがなぜそんなことをしたかは、だいたいわかっています。
いつも隣りのHちゃんが熟睡して、何度も何度も頭を「ゴチーン」とKちゃんにぶつけるものだから、
しばらく我慢していたKちゃんも耐えきれなくなって、稀に手が出てしまうことがあるのです。
途中、席を移してあげたりもしますが、今回は別の女の子たちのケンカに気を取られていたので。
って、まるでケンカが絶えないバスみたいじゃありませんか。
違いまーす![]()
Kちゃんは、ねこバス2回目のリーダー的存在なので、
Kちゃんが「さん、ハイ!」と掛け声をかけると、女の子たちが一斉に歌を歌ったりします。
どうも自分にはそういう資質が昔から欠けているので、
そんなKちゃんをある意味尊敬の眼差しで見てしまうところがあります。
(もちろん、うるさくなるので注意しますが)
kちゃんが「先生、わたしきのうかっぱ寿司行ったー」と言うと、
他の子たちも「わたしマックへ行ったー」「ぼくモスへ行ったー」と
ハモりにハモる自慢話です。
そして「先生、マック行きたいね~。みんなで行きたいね」とKちゃんが言い出します。
しばらく空想にふけりながら「ねこバスのみんなで、マックに行こう!」と呟いているKちゃんの
「みんなで」の発想が好きなんです。
5歳児から学んでしまうことって、けっこうあります。
でもkちゃん、夏用制服の一部の麦わら帽を、パカンと真っ二つに裂いてしまったのはいただけないね。
あれだけ「いじらないように。それ以上傷口を広げないで、そっと持ち帰って、お母さんに直してもらってね」
と言っておいたのに。
まあ、頭(かしら)なんだったら、それくらい仕方ないか。
って、Kちゃんはかわいくおさげ髪を結った、色白の女の子なのでしたー。
(シロップ、たくさん余ってしまった)
いつもありがとうございます
押していただくと、励みになりますm(__)m
