自分のちょこっとした店を持ちたがる女性が、案外多いと聞いたことがあります。
社交界では(なぜ突然社交界?)自分のサロンを持つことが究極の夢だとか・・・
自分の空間を手にした時、そんな聞きかじりが頭に浮かんできました。
教室開設を志すまでは、そのようなことは考えたこともありませんでしたが、
自由になる空間を手にした途端、自分ワールドを築きたい欲望がわいて来ました。
といっても壁は薄茶の砂壁
床は一間は畳、もう一間は剥がせない緑のじゅうたんです。
それでも、壁には大きなよしずを張って目隠し&アジアンなムードに・・・
数台の机は(寺小屋式・お座りスタイルにしました)、全部白で統一しました。
そうでなかったものも、トールペイント絵具のホワイトで塗り替えました。
自宅教室と違って、何もかも買い揃えないとなりませんでした。
カーテンはグリーン系(だったかな?)を選択・・・日よけの白レースカーテンもたっぷり備えました。
大きな窓が3つもあるので大変でした。
「日がサンサンと降り注ぐ教室・・・」を売り物にしないわけにはいかない明るさでした。
100円ショップで買った人工のグリーンをよしずに絡ませ、
風船をあちこちに飛ばしました。
他には辞書数冊や本類、おもちゃを置くための白いカラーボックス2台。
家にあったベビーピンクの小さなアンティーク棚を持って来て、
妹にプレゼントしてもらったフェルトスウィーツ(フェルトでケーキやクッキーを形作ったもの)を飾りました。
玄関の靴箱の上には、カーテン素材で作ったマット(何十年ぶりにミシンがけをしました)をかぶせました。
貼り紙も山のように作りました。
玄関口の「教室は3階です」から始まって、学習の流れを記したもの、教室でのルール
よく使う公式の表、国語の品詞表・・・
貼り紙をすると、急に空間が野暮ったくなることから、自分の納得のいく色紙を選び、
縁取りにも徹底的にこだわりました。
もう2度とあんなことはできないと思う程、几帳面に細々とやりました。
テキストの量も半端じゃなく、それらを全部棚に収めるとなったら大変なことになるので、
一部は段ボールに入れていましたが、その箱の全てにも布を張っていました。
ありがたいことに、冷房専用ですがエアコンも付いていました。
すっかり部屋が整うと、本当に居心地が良くなって、床にゴロンと大の字に寝そべってみたりもしました。
自己満ですが、手作り感満点の教室です。
G研の夏講習キャラだったかわいいクマさんを、パンフから切り取って(何しろ、パンフも何千枚ですから)
繋げて、アイキャッチャーとなるようなクマのれんを作って、1階の玄関口のところに張っていると、
ふとあるご婦人から声を掛けられました。
「ここに教室が出来るんですか?」
「はい♡」
「とりあえず夏の講習だけですが、うちの孫を行かせたいんですが」
「そうですか~、ありがとうございます!」
記念すべき2人目生徒の入会です!
1人目は、「今度教室を開こうと思うの」と話した瞬間
「じゃ、うちの子行かせる!」と言ってくれた母友がいて、
息子のクラスメートでもあるKくんが、記念すべき1人目生徒になってくれました。
入会金5000円+500円/月で自分の子供も入会できることになっていて、
もちろん息子と娘も入会させたので、これで生徒が4人になりました。
たった4人でも、同期の中で生徒が集まったのはわたしの教室だけでした。
それくらい、新規立ち上げ教室というのは大変なことのようでした。