動脈硬化予防にピラティス
偶然観たテレビ番組で
「カラダのかたさと血管年齢は比例する」
という話題が取り上げられていました。
ネットで検索してみるとこんなページがありました。
動脈硬化とは、動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして
弾力性や柔軟性を失なった状態のこと。
自覚症状がなく進行し、心臓病や脳卒中などの
動脈硬化性疾患をまねきやすくなるといわれています。
今日テレビ番組では、カラダのかたい人は、
中年層(40~59歳)で5歳、高年層(60~80歳)で10歳、
血管年齢が高い、というデータが紹介されていました。
さて、ここからは自論です。
筋肉の柔軟性が低いということは、
イコール、筋肉の弾性(伸び縮み)に欠けるということ。
そして、弾性が低下している筋肉というのは、
たぶん筋肉としての機能も低下している。
血液循環には筋肉の働きが欠かせません。
特にふくらはぎの筋肉。
心臓から送り出された血液は、全身を巡って心臓に戻ります。
そのとき、下肢へと巡った血液が重力に逆らって心臓に戻るためには、
ミルキングアクションというふくらはぎの筋肉のポンプ作用によって
心臓へと押し戻されていくのです。
ふくらはぎの筋肉が働く(伸び縮みする)ことによって、
ミルキング=乳しぼりの要領で下から上へと押し上げられている、
というわけ。
この研究での柔軟性測定は長座位体前屈(膝を伸ばして床に座って前屈)で
行なわれたそうなので、主に脚の裏側全体の柔軟性がチェックできます。
ふくらはぎもそのうちのひとつですから、そんなことも関係あるのかな、と。
番組内でも、血管を若返らせる方法として、
カーフレイズ(かかとの上下運動)が紹介されていましたし。
話を柔軟性に戻しますと。
柔軟性を向上させるといえばストレッチが思い浮かぶと思います。
ストレッチというと、筋肉を伸ばしてじっとしているストレッチを
イメージするんじゃないでしょうか。
ちなみにこれをスタティックストレッチというのですが、
上記のことから考えてみると、血管年齢に関係する柔軟性というのは、
スタティックストレッチのような、筋肉をじわじわ~っと伸ばすものよりも、
伸び縮みさせながらストレッチしていく方法(=ダイナミックストレッチ)
のほうが合っているのではないかなぁと思いました。
つまり、ただ「伸びる」筋肉ではなくきちんと「伸び縮みする」筋肉が
血液循環には関係あるんじゃないかなぁって思うんですよね。
それに、筋肉の柔軟性向上のためには、スタティックストレッチよりも、
イーセントリック収縮(筋肉が張力を発揮しながら伸びていくこと)のほうが
効果性が高い、という話もありますし。
そこで、ピラティスです。
ピラティスでは、いわゆるスタティックストレッチではない方法で
筋をストレッチしていくエクササイズが多く登場します。
そして、イーセントリック収縮を大切にしているのが特徴だったりもします。
弾性のある柔らかさをもった筋肉が血管を若返らせるんだとすると、
ピラティスはまさに最適なエクササイズといえるのではないかなぁ。
ピラティスメソッドの創始者であるジョセフ・ピラティス氏も著書の中で、
こんなふうに書いています。
コントロロジー(※)のエクササイズを忠実に行なった結果として
血液は新たな活力を得て流れるようになる。(中略)
新鮮な血液を身体のあらゆる筋肉繊維へ、とくに成人すると
普通はめったに刺激を受けない毛細血管へ運んでくれる。
(※彼は当時、自身の考案したエクササイズのことをコントロロジーと呼んでいました)
ピラティスのエクササイズは横になった姿勢で行なうものが多いので、
「心臓がひどく緊張することはないうえ、内臓器官をより自然な、
本来の位置に置いたまま行なえるという利点がある」
とも書かれています。
冒頭で紹介したリンク先
でも、柔軟性を高めるための方法として
ピラティスが紹介されていました。
動脈硬化予防にもピラティス
ピラティスの可能性、どんどんひろがります

体が硬いほど動脈硬化は進みやすい 国立栄養研など調査