「読み手本位」の文章を書く。
 
文章を書くうえで、決して忘れてはいけない意識です。
  
つまり、いつでも<読む人のことを考えて書く>ということ。
  
「文章=サービス」と考えると、わかりやすいかもしれません。
 
「ピーマンが苦手なんですけど」と言われたら、ピーマンを入れずに料理を作るコックのように。

寒そうにしている乗客に「ブランケットをお持ちしましょうか?」と提案するキャビンアテンダントのように。
 
抜け道を駆使して、目的地まで最短距離で向かうタクシー運転手のように(もちろん安全運転で!)。
  
「トイレはどこですか?」と聞かれたら、分かりやすく説明する(場合によっては、トイレまで連れて行く)インフォメーションガールのように。
 
お客さん(読者)の期待・要望に答えるのです。
 
「そんな文章を書いていると、自分らしさが消えてしまうのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、どれだけ隠そうとしても、出てしまうのが「自分らしさ」です。
 
サービスすると消えてしまうような「自分らしさ」は、そもそも自分らしさでも何でもありません。「自分らしさ」もどきです。
 
サービスの良し悪しは、決して消えない「自分らしさ」という資源を使いながら、どれだけ相手(読者)に貢献できるか。その一点にかかっているのです。
  
「文章力を上げる」とは、「サービス精神を鍛える」と同義なのです。


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