文章にオリジナリティを与えるひとつの方法が「書き手の立ち位置」を変化させる、というものです。
 
たとえば、「健康」について語るとき、さまざまな「立ち位置」で語ることができます。
 
■健康マニアという立ち位置
■◯◯医学、◯◯医療を支持する立ち位置
■「風邪や病気とは無縁のな私」という立ち位置
■「慢性疾患を抱える虚弱な私」という立ち位置
■「慢性疾患を抱える虚弱な息子の母」という立ち位置
■不健康を克服した「変化の体験者」という立ち位置
■予防医学の大切さを伝える伝道師的な立ち位置
■「医療費の推移に興味をもつ」経済アナリスト的な立ち位置
■「心の健康の関係を探る」セラピスト的な立ち位置
■「健康と人生の関係を探る」哲学者的な立ち位置
■「健康を数字で考える」数学者的な立ち位置
■「長年、健康について考え続けてきた自分」という立ち位置
■「健康について一度も深く考えたことがなかった自分」という立ち位置
■「お腹のなかの赤ちゃんの代り」という代弁の立ち位置
■「もしも私が子供に戻ったら」という仮説の立ち位置
 
どんな立ち位置で文章書くかによって、盛り込む内容や文体、構成、表現などが変化します。

その変化のなかから「これは!」というオリジナリティの芽を発見していくのです。
 
慣れないうちは、あえて大胆な立ち位置に立ってみてもいいでしょう。
 
今日はエッセイストの気分で書くぞ!
今日は週刊誌記者の気分で書くぞ!
今日は主婦の気分で書くぞ!
今日は独身の気分で書くぞ!
今日は経営者の気分で書くぞ!
今日は芸人の気分で書くぞ!
今日は旅人の気分で書くぞ!
今日は地球外生命体の気分で書くぞ!
 
ゲーム感覚でOK。

書き手としての自分の立ち位置を決める書き方には、オリジナリティの獲得のほか、想像力を鍛える効果や、自分の視野を広める効果、ブレない文章を構築する効果などがあります。
 
また、自分にふさわしい「立ち位置」を掘り起こすツールにもなります。

「あれ? 芸人の気分で書くと書きやすいし、読者も喜んでくれる!」

そんな気づきが得られれば、より自分らしいオリジナリティが磨かれていくでしょう。



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