環境省が うずらを「狩猟鳥獣」から「希少鳥獣」に指定しました。
これは嬉しくて、とても珍しいことだと思います。
狩りの対象だった鳥が一転して、保護する鳥に。
この画像は以前 野生のウズラを見たくて、人づての情報で「数年前ここで見た」という話から、探しに出かけた時に鳴き声を聞いた場所です。
平地で所々に藪が広がり、ぬかるんだ水辺や水路が多いです。
「30年ほど前までは、狩猟の対象でよく狩ってたよ。」
と、猟師だった方から じかにお話を聞いたこともあります。
残酷にも思えますが、ウズラの狩猟の歴史は古く、14世紀の室町時代には皇室が鷹刈りを行い、その猟果として食していたという記録も残っています。
現代ペットとして飼っている立場からするとちょっと残酷な映像も浮かびますが、それでも人間の食料として大事に食べられていたならそれも文化かなと思います。
近年では自然環境が大きく変わり、ウズラの数が減りました。
原因を大きく上げるとしたら・・・
1、環境が変わり車が増え、牛馬を使う文化がなくなった時に牧草などを育てる空いた平地や、整備されていない水辺がなくなったためウズラが住む場所がなくなったこと。
2、人口が増え野猫・野犬が増えたことによる減少。
3、他の鳥より農薬に弱く、また農薬を撒くことによりウズラの食べる虫がいなくなった。
他にもあるのでしょうが、ざっと書くとこの三つなのではないでしょうか?
でも労働力で馬や牛を使わなくなったのはもっと前で、しかも今まで狩猟対象だったのか?
それでは、なぜ30前までそこそこよく狩られたのか?
数年前、地元猟友会に問い合わせ頂いたデータをみると1970年をピークに1960年から1980年代は多くの量がとれたことがわかりました。聞くと以外にも乱獲していたのではなく、狩ると同時に養鶉場から卵を産まなくなったウズラを引き取りそれを猟犬の訓練や狩りのために放していた、とのことでした。一瞬は残酷にも思えますが、その行為が環境の変化で息に減っていたウズラの数を、わずかばかりでも残すことになったのです。
卵を産まなくなったと言っても1年たっていないまだまだ産卵できるうずらでしょうし、たくさん買い取ってきて野に放てば上手く逃げ残るものもいくらか存在したそうです。
しかし、狩猟の資格を持つ人が減り、放鳥するのをウズラからウスアカヤマドリに変えてしまったため、比例するように近年すっかりウズラの姿を見なくなったとのこと。
「家禽に改良されたうずらが、もともといる野生のウズラと混ざってしまったらどうするんだ!!」と
ひょっとしたら、そういうことを言う人もいるかもしれません。
でも私は絶滅してしまうよりは人の作為があってでも残っている方がいいなと思います。
とりあえず、このまま保護対象への活動が始まるといいなぁ。
ウズラは比較的、穀物を食い荒らしたりしない「害のない鳥」だそうで、食べても落ち穂程度、だそうですし・・・
野道を散歩している時に、春にメジロに会う感覚で 野ウズラに会えたらいいのに、と思います。
おまけ。
左画像は、一昨年の夏、友達のお父さんが早朝 犬の散歩をさせていた時にウズラの親子連れを見た、というので二日後に同じ場所を案内してもらった時のものです。
とてものどかな場所で、やぶ蚊が多かったです。
こんな道を横切って行ったのだそうです。(お父さんはお歳は召してらしてましたが、とても鳥に詳しい方で見間違いは無いそうですよ★)
関係記事・・・読売新聞 1月6日記事より抜粋
「環境省によると、1980年度までは年間捕獲数が4万羽を超えていたが、その後は開発に伴って急激に姿を消し、2006年度にはわずか約500羽に減少。環境省は07年9月から、捕獲を禁止して生息数の回復状況をみていた。 しかし、その後も増加傾向がみられず、12年夏に公表されたレッドリスト改訂版では初めて絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大)に指定。同省は希少鳥獣への変更が必要と判断した。」
関連記事・・・NHK 1月9日記事より抜粋
「狩猟対象の動物を一転、特に保護をはかる必要がある希少鳥獣に変更するのは初めて。ただし、広く流通する卵は家禽化したウズラからとっているため影響はないという。同省は4月に関係省令を改正する予定だ。 ウズラは全長約20センチで、主に草原や原野に生息。古くから食用などで捕獲対象となり、鎌倉時代にはすでに家禽として飼われ、明治中期には採卵用として大量飼育が始まったとされる。ウズラは全長20センチほどのキジ科の鳥で、かつて日本各地に生息し、狩猟が原則禁止される野生の哺乳類や鳥類に該当していましたが、野生のウズラについては例外的に認められていました。しかし、食用やペットとして狩猟の対象となり、自然環境も変化したことなどからその生息する地域が減少し、平成19年に暫定的に狩猟が禁止されたものの、その後も回復していないということです。このため環境省は、野生のウズラを特に保護が求められる「希少鳥獣」に指定する方針を固めました。環境省によりますと、希少鳥獣に指定されると法律で狩猟が禁止されるうえ、その生息する地域を「鳥獣保護区」に設定することができるようになり、広い範囲で保護対策が進むことになるということです。狩猟が認められていた野生の哺乳類や鳥類が指定されるのは今回が初めてです。また、市場に広く流通しているウズラの卵は、すでに飼育されているものから生産されているということで、環境省は市場への影響はないとしています。環境省は「野生のウズラの姿が再び自然界で多く見られるよう対策を進めていきたい」としています。」
一応リンクしましたが時間がたつと消えてしまうかもしれません。
なので記事を一部抜粋して残すことにしました。
長くなりましたが、たまにはこういった興味のある方に しっかり読んでいただける記事も書いてみようかと思い書いた次第です。
★★★読んでくれてありがとうございました
★★★
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これは嬉しくて、とても珍しいことだと思います。
狩りの対象だった鳥が一転して、保護する鳥に。
この画像は以前 野生のウズラを見たくて、人づての情報で「数年前ここで見た」という話から、探しに出かけた時に鳴き声を聞いた場所です。平地で所々に藪が広がり、ぬかるんだ水辺や水路が多いです。
「30年ほど前までは、狩猟の対象でよく狩ってたよ。」
と、猟師だった方から じかにお話を聞いたこともあります。
残酷にも思えますが、ウズラの狩猟の歴史は古く、14世紀の室町時代には皇室が鷹刈りを行い、その猟果として食していたという記録も残っています。
現代ペットとして飼っている立場からするとちょっと残酷な映像も浮かびますが、それでも人間の食料として大事に食べられていたならそれも文化かなと思います。
近年では自然環境が大きく変わり、ウズラの数が減りました。
原因を大きく上げるとしたら・・・
1、環境が変わり車が増え、牛馬を使う文化がなくなった時に牧草などを育てる空いた平地や、整備されていない水辺がなくなったためウズラが住む場所がなくなったこと。
2、人口が増え野猫・野犬が増えたことによる減少。
3、他の鳥より農薬に弱く、また農薬を撒くことによりウズラの食べる虫がいなくなった。
他にもあるのでしょうが、ざっと書くとこの三つなのではないでしょうか?
でも労働力で馬や牛を使わなくなったのはもっと前で、しかも今まで狩猟対象だったのか?
それでは、なぜ30前までそこそこよく狩られたのか?
数年前、地元猟友会に問い合わせ頂いたデータをみると1970年をピークに1960年から1980年代は多くの量がとれたことがわかりました。聞くと以外にも乱獲していたのではなく、狩ると同時に養鶉場から卵を産まなくなったウズラを引き取りそれを猟犬の訓練や狩りのために放していた、とのことでした。一瞬は残酷にも思えますが、その行為が環境の変化で息に減っていたウズラの数を、わずかばかりでも残すことになったのです。
卵を産まなくなったと言っても1年たっていないまだまだ産卵できるうずらでしょうし、たくさん買い取ってきて野に放てば上手く逃げ残るものもいくらか存在したそうです。
しかし、狩猟の資格を持つ人が減り、放鳥するのをウズラからウスアカヤマドリに変えてしまったため、比例するように近年すっかりウズラの姿を見なくなったとのこと。
「家禽に改良されたうずらが、もともといる野生のウズラと混ざってしまったらどうするんだ!!」と
ひょっとしたら、そういうことを言う人もいるかもしれません。
でも私は絶滅してしまうよりは人の作為があってでも残っている方がいいなと思います。
とりあえず、このまま保護対象への活動が始まるといいなぁ。
ウズラは比較的、穀物を食い荒らしたりしない「害のない鳥」だそうで、食べても落ち穂程度、だそうですし・・・
野道を散歩している時に、春にメジロに会う感覚で 野ウズラに会えたらいいのに、と思います。
おまけ。
左画像は、一昨年の夏、友達のお父さんが早朝 犬の散歩をさせていた時にウズラの親子連れを見た、というので二日後に同じ場所を案内してもらった時のものです。
とてものどかな場所で、やぶ蚊が多かったです。
こんな道を横切って行ったのだそうです。(お父さんはお歳は召してらしてましたが、とても鳥に詳しい方で見間違いは無いそうですよ★)
関係記事・・・読売新聞 1月6日記事より抜粋
「環境省によると、1980年度までは年間捕獲数が4万羽を超えていたが、その後は開発に伴って急激に姿を消し、2006年度にはわずか約500羽に減少。環境省は07年9月から、捕獲を禁止して生息数の回復状況をみていた。 しかし、その後も増加傾向がみられず、12年夏に公表されたレッドリスト改訂版では初めて絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大)に指定。同省は希少鳥獣への変更が必要と判断した。」
関連記事・・・NHK 1月9日記事より抜粋
「狩猟対象の動物を一転、特に保護をはかる必要がある希少鳥獣に変更するのは初めて。ただし、広く流通する卵は家禽化したウズラからとっているため影響はないという。同省は4月に関係省令を改正する予定だ。 ウズラは全長約20センチで、主に草原や原野に生息。古くから食用などで捕獲対象となり、鎌倉時代にはすでに家禽として飼われ、明治中期には採卵用として大量飼育が始まったとされる。ウズラは全長20センチほどのキジ科の鳥で、かつて日本各地に生息し、狩猟が原則禁止される野生の哺乳類や鳥類に該当していましたが、野生のウズラについては例外的に認められていました。しかし、食用やペットとして狩猟の対象となり、自然環境も変化したことなどからその生息する地域が減少し、平成19年に暫定的に狩猟が禁止されたものの、その後も回復していないということです。このため環境省は、野生のウズラを特に保護が求められる「希少鳥獣」に指定する方針を固めました。環境省によりますと、希少鳥獣に指定されると法律で狩猟が禁止されるうえ、その生息する地域を「鳥獣保護区」に設定することができるようになり、広い範囲で保護対策が進むことになるということです。狩猟が認められていた野生の哺乳類や鳥類が指定されるのは今回が初めてです。また、市場に広く流通しているウズラの卵は、すでに飼育されているものから生産されているということで、環境省は市場への影響はないとしています。環境省は「野生のウズラの姿が再び自然界で多く見られるよう対策を進めていきたい」としています。」
一応リンクしましたが時間がたつと消えてしまうかもしれません。
なので記事を一部抜粋して残すことにしました。
長くなりましたが、たまにはこういった興味のある方に しっかり読んでいただける記事も書いてみようかと思い書いた次第です。
★★★読んでくれてありがとうございました
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