2012年3月12日
「世界初、深海のメタンハイドレート試掘(抽出)に成功」
経済産業省は世界で初めて海底にあるメタンハイドレートから天然ガスを試験生産できたと発表しました。
日本が資源国となるための大きな一歩だと思います。
今回は採掘のテストではなくて試験生産だったことが大きい。
地球深部探査船「ちきゅう」は最近大活躍です。
行けそうだったらこのポイントに大きなケーソンを造って本格的に始めてほしいですけどねぇ。
ちょうど一年前に下の記事を書いてブログで訴えましたが、政府が積極的に動くかは心配でした。民主党政権時代は口だけで実働を感じなかったのです。しかしここに来て開発研究が進んでいることがわかり、なんだか希望を感じましたね。
国民に希望や夢を抱かせて、そこに向かっていると言うことを伝えることはとても重要なことだと思います。
メタンハードレート
南鳥島のレアアース
リニアモーターカー
さまざまな発電
海上島
養殖魚の実現
あと、なにがありましたっけ
政府はアベノミクスの合わせて、国民に夢と希望を持たせるための計画やプレゼンテーションそして実現化へのプロセスをどんどん発表して活気を付けてほしいですね。
海洋資源国日本に未来はある!
以下 2012年2月2日の記事
「メタンハイドレート・天然ガス資源商用化研究にもっと力を入れてほしい」
ハイドレートというのは水和物。メタンハイドレートというのは水とメタンが固まったもの。
水とメタンを同じ容器に入れて0℃と約30気圧以上のところに置くとハイドレート化するのだそうです。つまりこの資源は貯蔵が可能ということですよね。
このメタンハイドレートを愛知県沖で今月の14日ごろから試験掘削することになりました。
愛知県沖の東部南海トラフだけでも、日本の天然ガス13.5年分(約1兆1400億立方メートル)も存在しているそうです。
掘削と言っても1000m~1300mの海底だから、100~130気圧もあるので丈夫な装置でないとぐしゃっと潰れてしまいます。しかも0℃より暖かくなるとメタンが気化して漏れてしまうかもしれません。事故の対策や規模も想定しておかないとだめだし、採取は大変だと思います。
しかし、これが採取可能となれば日本の経済を大きく助けることは間違いないと思います。
※このメタンハイドレートの実用化と東シナ海の天然ガスは少しでも早く実用化できるように急いでほしいです。
詳しくは以下の過去記事に記載しておきました。
-以下は2011/12/1の記事です-
【日本を救うかメタンハイドレート】
メタンハイドレートは氷の中にメタンが閉じ込められているものですよね。
一定の圧力と冷温の条件で存在するので、日本近海も含む大陸棚の表面にだけ存在することになるそうですが。地表ならば圧力が足りないし地中深くなら地温で温かいからです。
日本は世界有数のメタンハイドレート含有国で、これが採取可能になり商用化するならばわかっているだけでも日本の1年分の天然ガス使用量で100年分もあるのだそうです。
現在日本ではエネルギーの17%が天然ガスで、年々増えています。
原発を減らして火力発電を増やし、その燃料にしても良いし、海外に売って外貨を稼ぎ、国家予算や国民の税負担軽減に利用することもできます。
だから、これが商用的に採掘できるようになれば、日本経済は間違いなく立ち直る!
最も沢山あるところは静岡県の浜松・御前崎沖の「南海トラフ」。そうです、地震でよく名前を聞く場所です。
今わかっている静岡沖の
【問題点】
問題は、どうやって採掘するかです。
石油ならば穴を掘って管を通せば湧いてきますよね、しかしメタンハイドレートは下図を見ればわかるとおり見かけは鉱物石のようなものです。
熱で溶けますので、例えば鉱床まで管を通して管の先に熱を加えると溶けて気化するのために簡単に採取できそうなのですが、海底1000mにまで熱を伝えることができないのだそうです。さらに、仮に熱で溶かせたとしてもその周りの気圧と水温は固形化する条件になっているわけですから、気化してもすぐに固形化して固まってしまうのだそうです。
しかし、この程度ならばその気になれば採取できる技術はあると思うのですが。
現在までに提案されている主なメタン回収法は
加熱法(温水圧入法・坑井加熱法)
減圧法
分解促進剤注入法(メタノールなど)
ゲスト分子置換法(二酸化炭素など)。
ハイドレート格子にメタン分子より、二酸化炭素分子のほうがより安定してトラップされる性質を用いて、メタンと二酸化炭素を置換。
ピストン打法(独立総合研究所が開発)。
ピストン打法以外はメタンハイドレートを現位置(メタンハイドレート貯留層内)で分解させ、メタンガスを回収する手法。
政府はメタンハイドート資源開発研究コンソーシアムという組織を作って海洋研究開発機構などの協力により、メタンハイドレートの研究を行っていますが、実用可能になったとしても2030年だって・・・何を悠長なことを言っているのでしょうか。それまでに日本経済は終わってしまいそうです。
ただ2008年にカナダで永久凍土からメタンハイドレートを減圧法というもので連続採取ができたことをもとにして2012年の1月に静岡沖で採取実験を開始するということですが、どうなるでしょうか。
国はもっと早く商用化の宣言をして採掘方法を民間研究機関でコンペティションさせて実用化を急ぐべきです。
新潟の佐渡沖ではメタンが噴出または海面に露出しているところがあるそうで、東京大学、独立総合研究所、海洋研究開発機構、産業技術総合研究所などによる調査が行われているそうです。
規模は静岡沖より小規模ですが、実用化実験には絶好のポイントなのではないでしょうか。
清水建設、北海道大学、北見工業大学、ロシア科学アカデミーは共同でバイカル湖でのメタンハイドレートのガス採集に成功しています(2008年)
さらに2011年、愛媛大学大学院理工学研究科のグループは、液中プラズマというものでメタンハイドレートを分解して、水素にして採取する技術が発表されました。
(海洋研究開発機構
)
佐渡沖で採取されたメタンハドレート。
魚群探知機でもその場所ははっきりと映るそうです。
ちょっと計画自体が間延びしすぎですね。
政府はもっと予算を投入して計画を前倒しすべきだと思います。
「採算が合わないんだよ」
じゃなくって、アイデアが少ないから、民間とも相談して採算が合う開発を急いでほしい。



