インカ帝国やチチカカ湖で知られるボリビア共和国。

この国には、富士山と同じ高さの高地に広大な塩の湖があります。
ウユニ塩湖と言って、南北約100km、東西約250km、面積約12,000km²の広大な塩の湖で、GOOGLEARTHでもチチカカ湖よりも広大な白い部分なのですぐに見つかります。
それにしてもきれいですね。GOOGLE EARTH から画像借りちゃいました。怒られたら消します。

きれいな反面、過酷も感じます。

何でも、アンデス山脈という山は急に盛り上がって出来た山らしく、海の水が標高3700mと言う高さで閉じ込められて、そのまま干上がったそうです。
関西の半分ほどもある広大な塩湖。琵琶湖の3,4倍ほどあるのではないでしょうか。
実は、この塩湖の中に世界最高の埋蔵量と言われるリチウム鉱脈があります。
リチウムと言えば今流行りの電気自動車の電池に必要。
現在、世界にあるリチウムの半分ほどもある資源が、この塩湖に眠っているらしいです。
3年前までは日本の三菱商事や住友商事が他国を抑えて採掘の権利を優位に進めていたらしいです。しかし2012年6月に争奪戦で勝利したのは韓国。
ただし
第1段階 ウユニ塩湖からリチウムを抽出
第2段階 不純物を除去して炭酸リチウムを作る
第3段階 炭酸リチウムからリチウムイオン電池を作る
の第3段階の部分だけだそうです。
全部の利権を日本が取ったら凄いな・・・・とおもったら、やはり裏がありました。
5年前に、ボリビア初の先住民出身となる大統領、エボ・モラレスが政権を取ってから、この国は社会主義寄りの政治に変わりました。
大統領は選挙の公約通り天然ガスを国有化しました。そして、このリチウム資源についても国有化して運営し、技術などの協力者として外国企業を探しているそうです。
つまり、参入企業にとっては、利権が取れないので儲からないのでしょうね。
・ボリビア政府が利権を取る。
国の政策としては良いと思います。外国企業に利権を渡すと国は潤わないですね。採掘で儲けたお金を政治や経済、インフレそして貧困克服にうまく使えれば素晴らしいでしょうが、一歩間違うと権力者の略奪戦が始まって内紛も起こるでしょう。
それらをシミュレーションすれば、この国のリチウム採掘に投資するのは危険で厳しいですね。
どうしてボリビアが自国で採掘しないのかと言いますと、簡単な事で、採掘技術・ノウハウが無いのです。
・日本は
このリチウム資源は欲しいでしょうね。しかし開発やノウハウ提供に投資して採掘が始まっても、クーデターが起こると白紙になってしまうどころか、株式投資で良く言う塩漬けになってしまう恐れがあります。利権を取った韓国は世界のリチウムを牛耳ることが出来るのかどうか。それはボリビア政府の治安にかかっているのでしょうか。
えっ? ここは塩湖だから最初から塩漬けだって?
(再投稿)