「うさと」に共感

おお麻(ヘンプ)の服を着るようになったのは2007(平成19)年のこと。

高知県四万十町の海水浴場で開催されていた「オープンヘンプギャザリング」に行ったのが発端である。
そこで、長野県から来たという“忠兵衛(ちゅうべい)”と名乗るブランドのお店が出店されていた。
その服を勧められるまま試着すると、解放感があって身体が楽、これはいいということで、そのままお持ち帰り。
以来その服は大切に扱い、いまでも着ている。体感として、コットンや化学繊維よりも肌ざわりがなじんで快適なのだ。
先日、うさとの服で知られるデザイナー・さとう うさぶろう氏の著書「あいをよる おもいをつむぐ」を知人から渡された。
手に取ると帯には「いのちのかたまりのような服をつくりたい」とあり、直感的にそれが本来の服なんだとわかった。
「うさと」といえば、こだわりの服という感じで、一風変わったデザインが多い印象がある。
それを好んで着ている人も変わっているイメージがあって、正直どちらかというと少し敬遠していた。
しかし、今回本を読んでみて、その思いにとても共感。これが本当の服作りなんだと。

うさぶろう氏によると、ヘンプ素材には「導く」効果があるそう。言われてみると、それは言えるかもしれない。
身につけるようになった頃から、自分の本来の姿、自然体というものに気づきはじめたと思うから。

ヘンプは昔から神事には必須のもので、抗菌性や消臭性、紫外線遮蔽率などに優れていることもわかっている。
願わくば、うさぶろう氏のような思いで、もっと身近でより多くの人に喜んでもらえる服を世に出したい。
できるかどうかはわからないが、服とは、かくあるべき。それがわかったのが晴天の霹靂だった。
【編集後記】
2月は、うさぶろう氏の本で読書は2冊目。
読みたいものが、いくつかあります。

そういう時なのかもしれません。
