夫のギターの音が聞こえてきます。
今日は一日、雨なのですね~

おとといまで、まぁ元気にしていた猫が、
昨日、急に旅立ちの準備をはじめました。
アッチとコッチ
↑この記事ですね。
準備といっても、
それはそれは静かなものです。
あの食いしん坊が、ご飯を食べず、
なきもせず、
ひたすら、うつらうつらと、
寝るでもなく、起きるでもなく…
そんなふうに過ごしていたようです。
私が家に帰ってからも、そんな感じでして、
私たちは猫を抱っこをしたり、
頭をなでたりしながら過ごしました。
うちの猫はご長寿です。
私たちは、
いつだって覚悟をしていたはずでした。
苦しまずに、楽にいってくれればいいと、
思っていたはずでした。
そして、もうすぐいこうとしている魂をひきとめると、
スムーズな移行の妨げになる
ということも<知って>いました。
でもね、
心の中で叫んじゃったよ、
いかないで~~、
もう少しそばにいて~~って、
やっぱり、そう叫んでしまったよ。
これは執着。
でも、どうしようもない執着。
私は生きていて、この世界で、
一日でも長く、
愛する者たちとつながっていたいんだ。
そんなふうに思ってしまう人間なんだ。
このどうしようもなさは、
どうしようもないままで、
抱えて生きるしかないんだね

私は少し眠りましたが、
夫はほぼ完徹です。
猫もヒトもうつらうつら。
朝になっても、猫はまだ息をしていました。
でもそれは、とてもゆっくりしたもので、
そのゆっくりとした一呼吸、一呼吸が、
ゆっくりと穏やかに、彼岸に向かって
移行していく足音のようでした。
やがて、
ゆっくりゆっくりとした呼吸が、
そのまま静かに止まりました。
朝の7時30分です。
けれども、呼吸が止まってからも、
猫はしばらく、
顔を動かしたり、
手を握ったりしてくれました。
猫、最後にこうして少しだけ動くと、
まったく苦しむことなく、
静かに静かに、
猫は動かなくなりました。

ね?
まだ動き出しそうでしょ?

夫が自宅療養中で、
私が内勤日で…
こんな日を選んで、いってくれてありがとう。
動かなくなった猫をなでながら、
夫がポツポツと話しだしました。
「ちたまは、ほんとうにすごかったね。
もっと、こうしてあげればよかったとか、
そんな気持ちもあることはある。
でも、みんなやれるだけのことはやったよね。
ちたまは、よくがんばったね、えらかったね」
私は隣りで、ただ、
「うん、うん」と
うなずいているだけでした。
人間二人と、猫一匹が、
私たちの家族です。
こうやって、
家族の一つの魂を見送ることができた幸せと、
でも、やっぱりもっと、いっしょにいたかった残念さ。
両方抱えて生きていきます。
抱っこした時に、あまりに軽くて、
体重を量るのが怖かった。
でも、今朝、亡くなってから量ってみたら、
ちょうど1キロあったそうです。
たった1キロ

たった1キロだけれど、
私たちにとっては大きな☆だったよ。
今年に入って、
うちの猫が寝たきりになってから、
本当にたくさんの方々から、
お力添えや励ましをいただきました。
たった1キロのチビッコにかわって、
心からの感謝をお伝えします。
みなさん、どうもありがとうございました。
あぁ、そうだ

「ご長寿猫」は、絶対にいい本を作りますね
