対話セラピスト 大野木睦子です。
20代の終わりくらいのころ、駅ビル内のカルチャーセンターで、「ヨガと瞑想」の講座に通っていました。
そのヨガ教室の大先生、ヨガのマスターが、たまに教室に姿をみせて、お話をしてくださることがありました。
何十年も前のことなのに、ずっと心に残っていることがあります。
ヨガや瞑想をやっていれば、超能力のようなことは、あたりまえに起きてくる。
でも、そこで勘違いしてはいけない。
それに囚われると、「魔」に落ちる。
ヨガや瞑想の目的は、そんなところにはない。
瞑想の中で得た涅槃の境地、それをまた娑婆に持ち帰ること。
娑婆世界の中でどうやってその境地を忘れずに生きるのか。
娑婆に戻り、そこで生きていくことこそが、大事なことです。
まだ、「スピリチュアル」なんて言葉も耳慣れない時代でした。
当時は、瞑想して特別な境地になるということさえ、よくわからなかったし、どちらかというと怖いと思っていました。
サイキックな能力が出現したらどうしよう?みたいに思っていたかもしれません。
それから時は流れ、いろいろな経験もして...。
人生の節目節目で、このお話を思い出します。
娑婆で生きてこそ。
いろんな「特別なもの」にあこがれ、何か「特別なもの」になりたいと願ったり頑張ったり。
そんな時代を経験し、ぐるっとまわって、結局、振り出しに戻る。
そう、いまここ、に戻る。
なんだかおかしなものだな、と思う今日この頃です。
大野木研究室
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