こんばんは。
関東平野、今夜はこれから雪になるという予報だけど
心の準備は大丈夫?
これから明日の朝にかけて道路が凍結するところもあるでしょうから
どうぞみなさまお気をつけくださいましね。
さて昨日は『つげ義春ワールド』と題して
ディープな世界をご覧に入れてしまったけど
御存じない方には、目の毒と言うか・・・。
かなりドン引きされたんじゃないかと思う(爆)
だから今夜は、みなまさもお好きな美味しいものか
目にも鮮やかな綺麗なもので勝負をかけようと思ったのだけど
どうしても、タイピングが進まないのよね(^_^;)。
というのも、昨日の記事をUPしてから、つげさんの本をもう一度読み直したのね。
あのおどろおどろしい漫画じゃなくて
Amazonで送料対策に一緒にポチッた貧困旅行記。
- 貧困旅行記 (新潮文庫)/つげ 義春
- ¥620
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ついでに『ゲンセンカンしゅじん』を読んでみたい人はこれを買うとよろし。
- つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む (ちくま文庫)/つげ 義春
- ¥798
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う~~ん?
おかしい・・・1500円にならんね。
以前は1500円未満だと送料がかかったんだよね・・。
温泉博士でも一緒に買ったかな?
今は送料無料になったから、1冊から注文できて嬉しいわ(^^)v。
で・・だ。
この『貧困旅行記』は、漫画ではなくエッセイ。
昭和40~50年代の鄙びた温泉をめぐる放浪記なんだわ。
当時のボロ宿やら、廃墟かとおもえるような温泉地などが
写真も交えて描かれていて、温泉好き、旅好きであれば
わけのわからないエロ漫画よりも、はるかに楽しめると思える作品。
その『貧困旅行記』に、湯宿について書いた章があってね。
要約すれば、つげ先生は、初めての湯宿温泉について次のように語っているの。
殺風景な街道の町、古びて傾きかけたような家の多い貧しい町。
車も通れないような細い路地に、人の姿はなく陽もささない。
わずかに宿場らしさは残っているが、温泉らしさはまったくない。
この町は時間が止まってしまったようだ。
路地の奥にとった宿では、自炊場の隅にボロ布の固まりがあると思ったら老婆だった。
「なんでこんな所に来てしまったのか、もう少しましな宿はなかったものか・・。」
と後悔してすぐに、「いや、どこも同じ様な宿ばかりだ」と言い切っている。
遊ぶ場も散歩する環境もなく、床の中で寒空に響く火の用心の拍子木の音を聞いていると
寂寥とした気持ちが胸に迫り、人生の果てに来てしまったような絶望的な気持ちになった。
・・と散々に酷評しているのに、なぜかその後何度もここ湯宿を訪れている。
実はそうとう気に入ったのでありましょう(爆)。
この時の宿の名前は書いてないんだけど
隣室との境のふすまがボロボロに破れぴったりと閉じない。
そこから絶えず数珠の音、呪文のような読経の声が聞こえてくる。
線香の臭いも漂ってくる・・・。
と、『ゲンセンカンしゅじん』の描写と酷似する状況が語られている。
この時のボロ宿が、実は大滝屋だったのかなぁ?
このエッセイを書いたのは、初めて湯宿を訪れてから14年後のことで
その6年前『常盤屋』に宿泊したときの想いでも書かれている。
知人を同伴したら『これでも温泉地ですか?絶望的ですね・・」と言われたこと。
でも宿泊費2500円。これは当時の相場の半額で
それを知った知人は「もうここから帰らない」と興奮したことなど。
貧乏人にも違和感を与えず馴染めて慰められる。
湯宿の温泉は貧乏に特効がある・・と喜んだそうだ。
そしてこの年は、『湯宿の草分け 湯本館』に泊まったとある。
昨日ご紹介した『湯本館』が出てきて、おじゃる☆も一気に高揚だ!!
湯宿でもっとも大きい宿で、大浴場の混浴円形風呂が名物だ・・とある!
なんと!!つげ義春はあのおじゃる☆も浸かった混浴風呂に実際に入っていたのだ!ヽ(^。^)ノ
しかも、湯本館は立派過ぎて寂寥感も侘しさもなく無く失望したそうなのだ(爆)。
おじゃる☆が、レトロ感があって、つげワールドを体感できるお宿と感じた湯本館は
つげ先生が訪れた当時は、新しくて立派で・・先生にとってはつまらないお宿だったのだ。
30年、40年という時間を経過してなお、同じ浴槽の同じ湯に浸かる事の出来る幸せ。
それを知ってしまったら、しつこいと言われようと、ドン引きされようと
今日もこの『つげワールド』について書かずにはいられなくなったのだ。ヽ(`Д´)ノ
だから今日は文章もちょっと、エッセイ風なのだ(爆)。
当時の円形風呂は女性に大人気で、女性はみんな女湯に入らず混浴に入った。
つげ義春は混浴が嫌いで、男湯を探したが宿の主から
「男湯なんか作っても、どうせ女が入り込むから無駄なんだ」と言われたそうだ(爆)。
そういう事をいうと群馬の女が誤解されるからやめてくれぇ~~。・゚・(ノд`)・゚・。
おじゃる☆は混浴は嫌いです!!!
そういえば、昨日の漫画のページで客が「ぼくは混浴は嫌なのに・・」と言っている。
これもつげ先生の本音を語っていたのね。
それで・・・はい、やっと今日ご紹介の温泉の出番が来ました。(*^_^*)
それで仕方なく先生は、外の共同浴場へ出かけるの。
共同浴場は混浴は厳しく禁止されているので、つげ先生も安心
。
当時から木造の素朴な共同浴場が4つあったそうで、これも現在と一緒です。
そんな4つの共同浴場の中でおじゃる☆が唯一お邪魔した事があるのがこちら
『窪湯』
湯宿の共同浴場は、鍵を持っている地元の方と
お宿で鍵を借りられる宿泊者は比較的自由に利用することができるんだけど
外来者が利用できるのは、午後4時から9時まで。
その時間帯だけ、施錠が外されるの。
脱衣所は共同浴場らしい棚だけのシンプルなスタイル。
しかし・・・これは綺麗だわぁ~。
趣のある木造ではあるけれど、近年建て替えられたばかりと思われ。
少なくともこの建物は、つげ先生は入られてないわね(^_^;)。
利用者は、維持管理費として100円以上の謝意をお願いいたしますm(__)m
泉質:ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉
泉温:63度
お邪魔した時には、年配の地元の先客さんがいらっしゃったので
熱めながらもすぐに入れる湯温になっていました。
聞けば、埼玉から田舎暮らしにあこがれて引っ越してきたんだって。
毎日温泉に入れるところ・・ということで湯宿に決められたのだとか。
あぁ~~~、そういう自由な生き方、憧れちゃいます!!![]()
湯気抜きのある高い屋根。
窪湯の脇には薬師如来さまがおわします。
ありがたや。![]()
みなさんも、つげ義春の世界を訪れてみませんか?
つげ義春は日本中の温泉を旅しています。
湯宿はもう1軒!!
次は金田屋さん






