私事になりますが、先月父が亡くなりました。生きていれば土曜日の建国記念日で79歳になるはずでした。

(注:今日はかなり長文になっております注意

 

4年前に義両親を亡くして以来の身近な人の死。

 

去年の11月末にステージⅣの癌がわかって約1ヶ月半。

 

本当にあっという間で、なんだかまだ夢の中にいるような気もするし、遠い昔のことのような気がしたりもして不思議な感覚です。

 

父はずーーーっと仕事人間でした。私が小さい頃はあまり家におらず、家族旅行も最初の1日だけ参加してあとは帰ってしまうくらい忙しかったし、海外への留学や単身赴任もあったりで、一緒に過ごした時間は多いとはいえないかもしれません。でも、何か問題があった際に「パパの意見が最終的な決定権を持つ」という雰囲気の家だったので、物理的に家にはいなくても父親としての存在感は圧倒的なものがありました。

 

ツインズが生まれた直後から、私たち夫婦と双子は3年間実家に居候していました。

 

その間は、自分が仕事で忙しかった時には見られなかった「子どもの成長する姿」をとても楽しそうに見ていました。自ら双子用のベビーカーを押して近所を練り歩き、「世界一の可愛い双子♪」だと自慢げにしている様子はジジバカだけど微笑ましくもあり、遅れてきた子育て期をめいっぱい満喫しているようにも見えました。

 

今回の父の死に際し、4年ぶりにツインズの泣く姿を見ました。2人とも滅多なことでは泣かないので、本当に心から父の死を悼んでいたのだと痛感しました。

 

私は娘としてどの程度親孝行できていたかはわからないけど、ツインズと父との時間は双方にとってかけがえのないものだったと確信しています。

 

もともとお堅い職業で、人間は頭脳明晰でないといかん的なところもあった人だったので、私はお料理の仕事を始めたときも「どうせ学術的な仕事じゃないから家の親には評価されないだろう」と斜に構えて勝手にひねくれていたところがありました。

 

ところが去年の10月に私がテレビに出た時、わざわざオンタイムで見てくれてかなり丁寧な感想文をメールで送ってくれました。(「番組拝見しました、、、」的な文で始まるビジネスレポート風だったのがいかにも父らしくて笑った記憶が。)

 

更に週刊朝日にハロウィン記事が掲載された時はとても喜んで、何冊も購入して親戚に宣伝しながら配っていたと聞いて、、ビックリすると同時にとってもとっても嬉しかった!

 

それは小さい頃から抱いていた超☆優秀な兄への劣等感や父への心のわだかまりが氷解した瞬間でもありました。

 

それが10月末のことで、入院したのが11月末だから、ほんとにタッチの差で私と父との関係に冷えた塊を残したまま逝ってしまった可能性もあったわけです。お互い思い残すことがないよう、何かしら見えない力が働いてくれていたのだなと感じています。(←別に親子関係が表面的にいうまくいってなかったわけでは決してなかったけれど、私の心のどこかにくすぶってる小さい何か、、、があったことは否めないので。)

 

入院してから「きっと良くなりますように」と祈りつつも、心のどこかで「もしダメだったらどうしよう」とか、お義父さんのときのデジャブ感が襲ってきたりして何度も不安になって。でも不安が伝染したらいけないから勤めて明るくふるまって、食欲がなくても食べられそうなものを作ったり買ったりして毎日病院に持っていきました。

 

美味しいって食べてもらえることの幸せをかみしめるってこういうことなんだなって痛感しながら。

 

一口でもいいから食べて欲しいと思って台所に立ちました。

 

ツインズ次男が調理実習で作った茶碗蒸しを家で作って持っていったときも「うまいなぁ」って本当に美味しそうに食べてくれて。

 

上の画像は亡くなる少し前に、もしかしたら食べられないかもしれないかな、、、と思いつつ焼いたフォーチュンクッキーです。中には「治ったら春に旅行にいこう!」とか「すぐに良くなるよ!」みたいなハッピーなメッセージばかり入れておいて、本人に割ってもらおうと思っていました。

 

でも、結局渡すことはかなわなかったので、「世界一のお父さん」「大好き!」っていうメッセージを入れて、手紙や写真と一緒に棺に入れました。きっと「うまいな。いい味だ」って言ってあっちの世界で食べてくれてると思います。先に亡くなった義両親や祖父母にもふるまってるかも(笑)。

 

今も病院に通った道やご近所を通るたびに「ここで○○を買ってったな」とか「ここの○○を一緒に食べたな」って思い出しておセンチさんの波が襲ってきます(←なぜか思い出が食べ物とリンクしがちw)。

 

でも、義両親のときも1年を過ぎたあたりからだいぶ気持ちが楽になった記憶が。やっぱり四季折々、一緒に過ごしたシーンが蘇ってくるのかなー。きっとこうして思い出すことも供養になるというか、あちらの世界で私たちが感じてることを感じてくれてるんじゃないかと、、、勝手に思っています。

 

パパ、たくさんの愛を有難う。大好き!

 

 

長いつぶやきにおつきあいくださり有難うございました。

 

 

ついでにこちらもぴこ~んっと押してくださると喜びます左下矢印

 

にほんブログ村 料理ブログ おもてなし料理へ

にほんブログ村