野人がよく行く鳥羽の魚介卸し会社に三本足の犬がいる。
いつも「ポチ」と呼んでいるが本名は知らない。
知らなくともポチで通じ、呼べばやって来る。
ポチは大人の野良犬だったが、交通事故に遭い動けなくなったところをここの主に助けられ、獣医の元へ連れて行かれ手術してもらった。
三本足になってしまったが、こうして元気に愛嬌を振りまいている。
元気に飛び跳ねて底抜けに明るい。
野人の家もまったく同じ事情で三本足の犬が住んでいたことがある。
大きさも色もポチそっくりだ。
その時の近所の獣医は手術代を受け取ろうとしなかった。
今でも感謝している。
足は一本なくても、他の足が立派に生えている。
生きていて良かったな・・ポチ





