イカメシと言えばあの独特の丸ごとイカメシが頭に浮かぶだろうが、旨いイカメシがもっと簡単に家庭で出来る。真空パックに詰まった市販の丸ごとイカメシよりはるかに安くて旨い。材料は2合炊きならスーパーで売られている安価なスルメイカ一匹だ。どんなイカでも良いが、スルメイカが良い理由がある。肝が一番デカイからだ。鮮度の良いスルメイカの肝は生臭くなく、7割以上茶色であればいい。それ以下なら肝は使わないほうが良いがそれでも美味しいイカメシは出来る。下ごしらえと言えば肝だけで、他は細かく刻んで使う。肝はたっぷりの粗塩をまぶして15分くらい置いておくと余分な水分と共に臭みが抜けて縮む。それに熱湯をたっぷりかけて冷水で冷まし、同じように庖丁で細かく叩くがすり鉢で潰しても良い。ご飯はもち米でも良いが、普通の米でふっくら炊き上げたほうが好きだ。洗った米に味付けするのだが、塩だけでも旨いが、ダシ汁に醤油、酒、塩など好みで作ったタレを事前に用意したほうが良いだろう。野人は面倒だから米に、醤油、ナンプラー、粉末コンブだしを適当に入れるが、市販のメンつゆだけで済ます場合もある。足りない水を目盛りよりやや少なめに注ぎ、刻んだイカと肝を入れて炊きあげる。おろしショウガを入れるとさらに臭みもとれて風味も良い。キノコやゴボウなどを入れるのも良いがイカの味を楽しむならいらない。見よ、この旨そうなイカメシ。ふっくらと仕上がったイカたっぷりのイカメシに肝のコクが加われば鬼にイカ棒だ。

