非HSPの親の子育て ~言葉のボリュームが強くなりがちなとき~ | 「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

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【言葉のボリュームが強くなりがちなとき】

これは、声がうるさいということではなく、HSCにとっては、非HSPの選ぶ言葉が強すぎることがあるかもしれないという意味です。

誰でも、自分が受け取るのに必要な強さで、他人に言葉を発しています。

HSCは、言葉以外の、かすかな気配や態度、視線、微妙なニュアンス、声のトーンだけでも、相手のメッセージを受け取ることができるので、普通の言葉づかいでも、きつく聞こえてしまうことがあるかもしれません。


私の娘も、とても大きなはっきりした声で機関銃のように話しまくる人は苦手で、びくびくしてしまうようです。


HSCは、小言や不満はもちろん、アドバイスですら、必要以上に重く受け止めます。

言葉に刺激を受けすぎてしまうと、その内容まで受け止めきれません。

あなたの影響が強すぎると、繊細な子どもは、自分の心の声を聴いて、表現することができなくなることもあります。


また、HSCにとっては、ちょっとした冗談やからかいは誤解のもとです。

たいていのHSCは、相手の心の中の、本人さえ気づいていない敵意や優越感を感じ取ったり、あるのではないかと不安に思ったりしているので、からかいの言葉に動揺してしまいます。

海底に住む、光に慣れていない生物をそっとすくいあげるように、ていねいにおだやかに接してあげてくださいね。



さらに、しつけが必要な時は、まずは優しく話して聞かせましょう。

罰を与える必要はまったくありません。

言って聞かせるだけでHSCにはじゅうぶん理解できます。

子どもと話す時には、声のトーンを落として、穏やかに会話をしてあげましょう。

乱暴でぶっきらぼうないい方をすると、子どもは自分が怒られたり、批判されたと誤解してしまいます。


「そんなことをすると、こんな怖いことが起こるよ」と脅すこともやめましょう。

HSC の子は、それを本気にしてしまいます。

「どうして葉っぱを拾ってきたの!? こんな葉っぱを食べると死んじゃうんだよ」と怒っても、HSC の子を必要以上に怖がらせるだけです。

「この葉っぱを見てごらん。キレイな花が咲くけど、葉っぱも花も食べてはいけないよ。食べ物じゃないからね。葉っぱの中のよくない成分が手について、口に入ってしまうといけないからね。」というようなていねいな伝え方をしてあげると、HSCには、脅さなくても、説明して教えるだけでじゅうぶんわかってくれますよ。




(参考図書:「人一倍敏感な子」エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳)




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カウンセラー 蒼井美香