
第3話
電脳はまだまだ42%を保有している。
半沢は瀬名へ「フォックスを買うってことです。互いの企業価値を高めることです。我々は知恵で勝負です。これからが本当の勝負です」
フォックスが巨額損失との記事がネットに出た。
3人は剣を交えた。
半沢「資金力対知恵の勝負です。資金をもとにやられたらうちは跡形もありません」
森山「一足一刀の間合いをとって、平常心で相手を見つめ、気剣体の一致を伴い、最後の一撃を与える」
ネットの損出記事により、フォックス株は大暴落。
スパイラルがフォックスを買うことを発表した。
伊佐山「半沢の狙いを探れ」
瀬名と半沢、森山は郷田と会った。
「まず謝罪してもらおうか、それが筋だ」
郷田「電脳の傘下に入ることが決まっているんだ。
あなたの傘下に入るつもりはない」
会談は物別れになった。
半沢は、花への隠し事があった。
「また出向になるかもしれない」
証券取引所の監視委員会・黒崎が半沢の元に来た。
半沢はデータをクラウドに隠した。
黒崎「お久しぶりね」異動したのよ」
シュレッダーの復元までやると言う。
スパイラルの株価も下がっていた。
高坂が作った隠しファイルは見つけられた。
半沢の嫁さんの名前のフォルダ。
3回待ちが出るとシャットアウト。
パスクラッカーというアプリを使った。
Zから始めるパスコードが幸いして、解析まで30分かかった。
スパイラルの株価もどんどん下がってしまった。
パスクラッカーが開いた。
スパイラルの開発者のデータ削除が間に合った。
社長室のシュレッダーが見つかり、復元された。
半沢は電話で森山に「大事なのは感謝と恩返しだ」
森山は郷田社長を連れて来た。
「承知されてのことです」
半沢「公平な立場を守っていただけませんか?」
黒崎「わかった、それならもういいわ、またね」
瀬名は郷田に「俺はあなたをずっと尊敬していた」
お互いの未来を考えての提携をすることになった。
48%まで電脳の株取得が進んでいたが、コペルニクスを軸とした世界最強の通販サイト・マイクロデバイスのハワード氏が3億ドル出資し、提携することが発表された。
スパイラルの株価は上がり続け、15時には36274円に達した。
あの黒崎があっさり引き下がって行った。
そして、渡真利から(東京中央銀行の)500億追加融資の情報が入った。
「銀行のメンツ、決まったら万事休すだ」
謎は、電脳がなぜ最初にセントラルに提案して来たのか。
なぜ黒崎あっさりと引き下がったのか。
黒崎の部下は、電脳の書類をきちんとまとめていた。
伊佐山から半沢に電話
「決まったよ。三笠さんは、派閥を超えて1つになるべきだと、頭を下げて大和田さんにお願いしたんだ。お前の負けー」
委員会の狙いはスパイラルでなく電脳だったと考えた。
半沢は「あの時コーヒーこぼしたファイルはどれだ?」
電脳電設株式会社のファイル。
革新的な次世代スイッチィング電源の特許を持っているゼネラル傘下の子会社。
財務諸表を見て、メインバンクは東京中央銀行。
玉置克夫が鍵となる人物で、電脳の玉置の父親だ。
大和田と伊佐山が祝杯。
三笠副頭取が頭を下げたことが愉快だった。
玉置を閉店後の料理屋に呼んで待っていたら、やって来たのは電脳のボス2名だった。
「玉置を呼んだんやったらムダですよ」
第4話
電脳の金庫盤である玉置を呼び出したが、辞表を出したとなり、電脳の2トップが来た。
半沢「電脳さんは相当な秘密をお隠しのようだ」
玉置の自宅にセントラル証券の若手が見張っていたが、帰ってこなかった。
半沢と森山は静岡へ飛んだ。
電脳の子会社・ゼネラル電設。
玉置の父から話を聞き出したかった。
「帰ってくれ」と言われ、収穫は無かった。
半沢「特許が人質になっているから、逆らえないようだ」
料理屋
渡真利から、半沢の出向が決まったと伝えられた。
「人事が怖くてサラリーマンが務まるか」
渡真利「政府が首をつっこむかもしれないよ」
半沢「悪党は電脳だ。もはや銀行と証券が争っている場合ではない」
半沢はメモ「電脳の経営状況に不審な点がある」と書いて諸田に渡したが、伊佐山には届かなかった。
大和田と伊佐山
「追加融資の話は頭取に念押ししておいたよ。三笠は、自分が刺されるとは夢にも思わなかったろう。帝国航空の件まで任されることになる」
メモを見て、調査をしなかったと言うことは、何かの見返りがある、ということ。
半沢は、特許に関する契約書をくまなく調べた、
玉置の特許は、買い戻すことができることがわかった。
セントラルの営業が、投資家を探した。
浜畑電子が特許に興味を持ったが、東京中央銀行の伊佐山から連絡があって、見送ることになってしまった。
役員会議は翌日。
大和田が伊佐山に、話が違うと言った。
「常務は退任を取り消すそうだ。しかも帝国航空の新たな体制の草案に私の名前はなかった。裏切ったのか?」
伊佐山「わたしはね、いずれあなたが頭取になると思ったから付いて行ったんですよ。くだらん土下座のせいだ。あなたのせいなんかじゃない。全部私の力だ」
それを聞いて大和田は飽きれた。
伊佐山は三笠に「あの半沢を世界の果てまで落としてやる」
三笠「実に頼もしい」
森山「みんな自分のことばっかり」
半沢「じゃ戦おうか」
半沢はある場所へ行くことにし、森山に話をした。
半沢「一番厄介なのは、自分自身が敵だった時だ。信念さえ持っていれば大丈夫だ。正しいことを正しいと言えること。組織の常識と、世間の常識が同じであること。ひたむきに働いたものがきちんと評価されること。だから誰かが戦うんだ。仕事は客のためにすることだ。その大原則を忘れてはいけない」
森山「遺言言っているみたいですね」
話し終わった半沢は「俺1人で行く」
半沢が待っていたのは、大和田だった。
「融資を止めたいのです。力を貸していただけませんか」
大和田「謹んでお断りをいたします。お前なんかと誰が手を組むか」
大和田の乗った車は動き出した。
半沢は捨て身で車の前に立った。
窓の外から「あなたこそ負け犬だ。わたしは見返す鍵を握っている。わたしを利用しませんか?」
役員会議当日
500億の融資について、決まりかけていた。
大和田が発言「この融資については、大きなリスクがあるのではないかと思っております。詳しい者がおり、その者から説明させます」と半沢を招き入れた。
「彼はわたしの代弁者で、彼の籍はここにある」
半沢「500億の融資には欠陥があります。ゼネラル電設について、一言も申しあげられておりません。300億円の価値はありません。都合の悪い事実とは何なのか、粉飾です」
やたらと大和田が合いの手を入れた。
半沢は、役員会議の数時間前に、電脳の裏帳簿のコピーを玉置からもらっていた。
本物は電脳のどこにあるか、玉置から聞いていた。
三笠は伊佐山に「当行は最悪の事態を免れた。謝罪すべき。今までの非礼を詫びたらどうだ」
見ていた大和田は涙を流した。
伊佐山は言葉をつまらせながら「まことに、あい、すみません、でした」
伊佐山へのメモを諸田に預けていた話。
三笠が「わたしから伊佐山に渡しておこう」と諸田に言って、握り潰していた。
電脳の証言の録音「三笠の娘の、留学費用など・・・」
半沢「わたしから以上です」
頭取「半沢、ご苦労だった」
頭取「東京中央銀行が、子会社に見事に叩き潰されたな。喜ぶべきか、悲しむべきか・・・」
セントラル証券に戻った半沢は、諸田を連れてきた。
半沢「ここにいる大切な仲間を裏切ったことだ。謝れ、みんなに謝れ」
諸田「申し訳ございませんでした」
スパイラルの仲間も瀬名のところに戻って来た。
瀬名から森山に「マサ、スパイラルに来ないか?担当役員の席を用意するから、一緒にやろう」
社長室へ呼ばれた。
半沢「私は電脳ですか?」
電脳には諸田、伊佐山、三笠さんらが出向することが決まった。
半沢「わたしはどこへ?」
営業第二部へ栄転することが決まった。
セントラル証券の若手も、半沢を支持してくれるようになっていた。
半沢から「勝ち組負け組、わたしはこの言葉が大嫌いだ。負け組だと思っていた君たち、自分の仕事にブラライドを持って達成感を得ている人のことを本当の勝ち組というのではないかと。ここは若い会社だ。これからは胸を張って、お客様のために働いてほしい。君たちの倍返しを心から期待している」
森山はスパイラル行きを断った。
「やっとやる気が出て来たよ。ここで頑張る」
半沢との出会いが、いい刺激になったようだ。
半沢は頭取室で事例を受け取った。
「よく戻ってきてくれた。早速だが帝国航空の再建だ。よろしく頼む」
大和田が待っていた。
「お帰りなさい、半沢くん。真に優秀な人材だからです」
紀本がニューヨークから戻ってきて、常務のポストに就いた。
帝国航空の改革は生ぬるくて、全く進んでいない。
帝国航空との会議で半沢は
「抜本的な改革です。御社にとっていまがラストチャンスです」
と言っても響かなかった。
的場内閣のサプライズ人事として、国土交通省の大臣に元ニュースキャスターの白井亜希子氏が入閣した。
「わたしは帝国航空を再建します。金融機関へ債権の7割カットをお願いするところです」
700億の7割の500億が回収できなくなってしまう。
大和田が入って来て
「700億を回収してくれたまえ」
前回の「半沢直樹」の記事はこちら(2020年8月7日)
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では、明日。