みんな可愛(かわ)い 小鳥になって
唄をうたえば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る♪
作詞の清水かつら自身はこの詩を「仲よく皆さんが野あそびにゆく、可愛い姿をうたったものです」と言っているそうです(「日本童謡全集」(日本蓄音器商会刊))参照サイト「靴が鳴る」に謎はないhttp://www.sky.sannet.ne.jp/katura/kutuganarutokushuu.htm
子供の微笑ましい遊びの詩です。
で、ヒーラーは子供でもなければ、ヒーリングは遊びでもありません。
お手(てて)をふりほどいて、走ってください。
弱肉強食とまでは言いませんが、競争を明確に自覚する必要があります。
競争と言うのが嫌であれば、自然淘汰でもOKです。淘汰にさらされる覚悟は必要です。
ちなみに自然淘汰と適者生存はまた微妙に異なる概念です(適者生存と最初に言ったのはダーウィンではないことには前のブログで言及しました)。
強いて言えば、適者が生存するのではなく、生存したのが適者だということです。強いものは生き残れないのです。
よく言われるアナロジーで言えば、RightがRightなのではなく、Left(残った者)がRight(正しい)ということです。
もちろん神に祈って、自然淘汰の嵐が過ぎ去るのを待ってもいいのですが、頭を使い果敢に挑戦するほうが生き残れる確率は高まります。当然です。努力しないものに運命は優しくはありません。
ちなみに苫米地式の「努力がいらない」という意味は、Want toが強ければ、周りが凄まじい努力と見えるような過酷なトレーニングも、本人にとっては当たり前のことでしかないということです。1万時間の鍛錬がなく、何かを成し遂げようなどと思うのは、寝言は寝てから言ってね、としかアドバイスしようがないのです。
これは繰り返し言っているつもりなのですが、スルーされています。
「努力はいらない」(苫米地英人)とは「眠りながら成功する」(ジョセフ・マーフィー)ということではありません(とは言え、実際はジョセフ・マーフィーも一般に誤解されていると思います。彼が言いたいのは、寝ている時も頭がフル回転しているということでしょう。寝ても覚めても専念するという世界です。潜在意識と自己暗示とは、現代的に言い直せば内部表現の書き換えとアファメーションです。マーフィーの周りにいる気持ち悪い自己啓発の人たちが問題なのであって、オリジナルはきわめて真っ当だと思います。採用するかどうかは別として)。
ベテランのヒーラーさんに聞いてみると、年々ヒーリングの世界のマーケットは厳しくなっていると言います。
なぜでしょう。
これはきわめて単純な話です。
ヒーリングのマーケットが成熟してきたということです。
クライアントさんが賢くなり、できることが増えたといことです。
たとえば、レイキの批判は繰り返しこのブログでしていますが、僕自身もかつてレイキヒーラーであり、十分に使用に耐えるレベルでした。
全体のレベルが上がっている以上は、ヒーラーはそれ以上の速度で進化しない限りは、お払い箱です。
マーケットの成熟自体は良いことです。
普通の人が普通に気功を使い、自分の生活を改善できていく社会は1つの理想です。
僕自身がここで情報を公開しているのは、それを加速させたいからです。
かつては秘伝であり、かつては極意であったような知識、情報、技術を安価もしくは(当ブログのように)無償で公開することは、大きな意味があると思います。
もちろん業界的には嫌がられますし、トラブルも実際に起きています。
しかし、僕がやらなくても、大勢はそうなっていますし、その流れは加速します。
これは最近繰り返し言及するグローバル化の波の1つです。
例えば、90年代にはレイキのシンボルの秘密はまだ守られていました。
ちなみにレイキはマントラとシンボルを使います。
マントラとシンボルはアチューンメント(伝授)を受けた人のみが、知ることができるというのが原則です。フリーメイスン(もしくはフリーメイソン)の秘密の符牒のようなものです。
しかし、いまやGoogle先生に聞けばレイキのシンボルとマントラは0.15秒で教えてくれます。
なぜでしょう。
単純です。
以前のレイキヒーラーが真面目だったわけでも、現在のレイキヒーラーが情報公開に熱心なわけでもないでしょう。変わったのはインフラです。
インターネットとその上に乗る検索ソフトウェアであるGoogleです。これが我々の社会のインフラになったために、秘密は公開されるようになりました。
誰かが抜け駆けすれば公開されます。
現代のネット社会の神たちは、ほぼ明瞭に「プライバシーなどという概念はもはや無いのだ」と折に触れて語っています。その是非はともかくとして、彼らの頭の中では明確にFactになっているということでしょう。そして彼らの頭の中に我々の未来があるのもまた事実です。
情報空間のインフラはどんどん整備されています。この流れが逆転することはありません。
コーヒーの中に落としたクリームがコーヒーに混ざらないことを神に祈るくらい無茶なことです。時間が流れれば、混ざるのです。エントロピーは増加し、情報は共有されていきます。情報共有のコストがどんどん下がっている以上は(僕はこのブログをガリ版刷りで渡しているわけではありません)、情報の非対称性はどんどん失われ、情報のコストはゼロに近づきます。
結果的にマーケットは成熟していきます。
クライアントが知っていること、できることはどんどんレベルが上がるのです。
卑近な例で言えば、クライアントは賢くなり、クライアントはヒーリングが上手になるということです。
その中でもしヒーラーが「お手(てて)をつないで」護送船団方式で歩くとしたら、当然ながら全員沈没します。一番できない人に合わせましょうという方式がボトムを底上げしないことは事実です。ゆとり教育の無残な失敗はそれを示していますし、まともな教師やまともな塾講師は知っています。教師がターゲットにすべきは、トップです。トップが圧倒的にトップであることで、全体の水準は上がります。
もしチームワークが重要ならば、シンクロナイズドスイミングの日本代表がやっているように、ある技術に関して一番上手な人のレベルへ全員が揃えることです。中間層にターゲットを揃えたら地盤沈下します。
そのようなやり方は残酷だという旨もあるでしょうが、出来の悪い生徒に授業を合わせられるほど、結果的に残酷なことはありません。それは優秀な生徒にとっても、出来の悪い生徒にとってもです。
自分が消費者の立場になると、一番良いものを選ぼうとするインセンティブが働くのですが、消費される立場になると甘くなるのは、僕らの悪い癖です。最高のもの以外はいらないのです。
最高のものでなければ、コモディティなので、一番安いものを選びます。
ですので、手をふりほどいて走って行きましょう。
そして孤独に猛ダッシュしたところに、本当の仲間がいます。
「真に孤独なもの同士しか連帯できない」とは高橋和巳だったと思うのですが(違うかもしれません。ちょっと記憶が曖昧です。出典も不明です)、実際に孤独に闘う者同士しかチームワークなり、連帯はできないと思います。孤独なものとはリーダーのことです。
リーダー同士がネットワークする集団として「まといのば」は機能したいと思います。
ちなみに余談ですが、世界最強の軍隊である米軍はこのシステムを採用しています。
トップダウンのシステムや、日本的なコンセンサスなシステムの問題を熟知しているからです。
トップダウンの場合は、情報の共有が遅くなります。ジョブズのAppleはその意味で例外的です。独裁的にふるまうことがうまく機能した稀有な例です。一方でいくつもハンコが必要なコンセンサス型・調整型では、素早い決断と行動は不可能です。それでは現代では生き残れません。そしてみんなの総意は責任の不在につながりやすくなります。当事者として決断するという気迫が無いと、脳はストップして、前例主義になりがちです。
トップダウンのみが機能しないことも、コンセンサス型が機能しないことも、情報理論として考えると当然です。情報共有のコストがかかりすぎるのです。
ですから、今は融通無下にトップが変わるシステムが採用されます。情報を多く持っているのは現場であり、一方で大局的に見れるのはトップです(だからジョブズは製品の箱の肌触りに至るまで現場へ行って介入しました)。だからこそ、状況に応じて機動的にトップが変わるシステムを米軍は採用しています。
軍隊というとトップダウンのイメージがあります。規律や統制という点ではもちろんそうです。しかし、トップダウンだけでは、情報共有のコストが膨大であり、臨機応変に対応できません。ですから、全員がリーダーになれる訓練を受けています。
たとえば311の震災時の米軍の支援がそうでした。
在日米軍は通常時はハワイの太平洋軍司令官の指揮下にあります。これは災害時の救援で緊急出動する場合も当然同じです。しかし、今回は太平洋軍司令官は在日米軍を作戦運用司令部に指名しました。現地に大きな権限をゆだねたのです。
311に遭遇して、突然大きな方針が変わったのではなく、司令部をこのように自在に変えることは想定内です(このような米軍のあり方は、苫米地先生の初期の著作「心の操縦術」でも指摘されています)。
「まといのば」のトップがころころ変わるのですか?という短絡的なおバカな話ではありません。そうではなく、連帯とかグループと言ったときに、意味が変わってきているということが重要なポイントです。
もちろん「船頭多くして船山を登る」という意味でもありません。そうではなく、状況に応じて柔軟にリーダーが変わるようなシステムが次の時代に求められているということです。
お手(てて)をつないで、護送船団で沈みゆくのではなく(地獄への道は善意で敷き詰められているのです)、孤独なリーダーたちが突っ走る先にできる仲間こそが重要と考えます。
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Left(残った)ものがRight(正しい)としたとき、生き残るのは実は強いものではないという事実。
実際に恐竜は滅び、か弱い我々の祖先が生き残った。
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より実証的に(というか、逸話として具体的に)知りたい場合はこちらも面白いかと。天才とは異常な練習量を普通にやる能力なのだと分かります。
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カリスマ経営コンサルタントの神田さんの原点(秘密の暴露ではなく、ご本人も著書で明らかにされています)。
いま読むと古いですが、そのエッセンスは正しいと思います。
現代的に解釈しなおせば使えると議論だと思います。解釈しなおさなければ、古臭いオカルトです。
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高橋和巳の著作で一冊をあげるとしたらこれ。
高橋和巳は著書のタイトルだけで十分に萌えます。
たとえばこの「悲の器」。それ以外に「わが心は石にあらず」「邪宗門」「孤立無援の思想」「憂鬱なる党派」「生涯にわたる阿修羅として」などなど。タイトルもすごいけど、中身もすごい。
自分のために書かれたのではないかと思う台詞が次々と出てきます。サルトルの「嘔吐」もそうですが、「これが言いたかった」ということを見事に表現されるのが良い小説の醍醐味です。僕は悲の器が描く学者の心象風景が印象的でした。現実世界こそが虚構で、学問のロジックと概念の構築物こそが実体であるという確信が共感を呼びます。それでも現実世界が淡々と私の可能性を押しつぶしていきます。
女性は全く同情できない主人公の正木典膳だが、世界的な刑法学者にして大学教授。刑法の細かな解説もかなり面白いです。ある種、文学部唯野教授にも通じるものがあります。
高橋和巳はこれだけの作品を書いていて、京大助教授にして、39歳で病没。若い。すごすぎる人生です。僕は奥さんの高橋たか子の著作を通じて、はじめて高橋和巳を知りました。その奥さんの痛烈な批判があっても、高橋和巳の魅力は失せるどころか増しましたが。
悲の器―高橋和巳コレクション〈1〉 (河出文庫)/高橋 和巳

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というわけで文学部唯野教授も再掲。面白すぎます。
文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)/筒井 康隆

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このサブテキストが面白い点はいろいろあるけど、僕が一番面白かったのは、文学部唯野教授のネタ本を公開していること。
文学部唯野教授のサブ・テキスト (文春文庫)/筒井 康隆

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本文で言及した米軍のシステムについて書いてあります。
隠れた傑作(隠れてないか)。何度読み返しても、これまで読み落としていた部分に気付かされます。
心の操縦術 (PHP文庫)/苫米地 英人

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ちなみに311の米軍の司令部の移管についてはこちらを参照しました。
ブラック・スワン降臨―9・11‐3・11インテリジェンス十年戦争/手嶋 龍一

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ここで言うブラック・スワンとは、白鳥の湖の3幕ではなく、ほとんどありえない事象のことです。
スワンとは白鳥のこと、白鳥は白いものと相場が決まっているので、黒い白鳥というのは全くありえないと考えられていました、黒鳥が1697年にオーストラリアで見つかるまでは。ということで、全くありえないようなことが起こることのメタファーとしてブラック・スワンという言葉は使われています。
タレブのブラック・スワンはトレーダーの本とは思えない面白さで、統計と経済の本質をつきます。
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブ

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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブ

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最後にもう1つ。
「地獄への道は善意で敷き詰められている」を使っているのがマルクス。資本家を批判する文脈で使っています。
資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)/マルクス

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いつものことながら、漫画もあります。
資本論 (まんがで読破)/マルクス

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続・資本論 (まんがで読破)/マルクス

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