白い巨塔の恐怖 ~石田美月 1~ 医療福祉小説 | 人生の歴史を動かす運命思想家 檜原有輝ひばらゆーき

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「名前」で貴方の生涯の運勢がわかります。
「生年月日」で貴方の人生の好転期、暗転期がわかります。

姓名判断、四柱推命、カバラ数秘術、宿曜占星術。
あらゆる占術学問をもちいて「誕生」「人生の道中」「終末」まで貴方の人生を支えます。



江藤さぁん…
お…お願いしますよぅ…

まっだですかぁ…?




私の泣きそうな声が
男子トイレにひびく。




そんな焦らされたら…
出るものも出ないからな~





そりゃそうですよね…
ごもっとも…




でも、、もうすぐ…




振り返れば、、、
ひえぇぇぇえっ!



玉田教授が!!



数十人のおともを連れている。
今、隣の部屋に入って行った。



私の担当部屋まで、あとすぐ。


もし、一番目に診察する
江藤さんのベッドが
もぬけの殻だったら…?




考えるだけで
足がガクガク震える。







江藤さ―ん!江藤さーん!


このままじゃぁ、
私の『看護師』として生命が
終わっちゃいますから~


お願いっしまーす!
お願いっしまーす!




その時、ジャーッ!と
水を流す音が。



江藤さんは
ハイハイと半分ズボンを下げたまま
私に追いやられるよう病室に戻った。







脱いで!



えぇ?




そのままベッドに私の手で
押し倒された江藤さん。


あれよあれよと
上半身を露わにされたのだ。




教授回診です!

ダッダッダッダ!


足並みよく
行進する兵隊みたい。




思わず、息を呑む。



この瞬間は患者さんたちも
つられて息をひそめる空気。



江藤さんの上半身に
玉田教授が聴診器をあてた。

医学生たちがそれを取り囲む。




ひどく呼吸が…
乱れていますね。
苦しさがありますか?





江藤さんが私をみる。



まさか、私がトイレから
走らせたとは言えない、、、



ごめんなさ~い。
私が目の前で手を合わせた。





ハハハ…何てことない。
お偉いさんに診てもらうのは
やっぱり緊張してしまいますな~





江藤さんの優しい
機転の利いた返答。

ほっと胸を撫で下ろした。



そう、、、ここは白い巨塔。



 




私は石田美月。

大学病院に勤めて、
まだ2年目の看護師だった。

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