
おふたりのエピソードをお聞きし、名前を織り込んで、お祝いのメッセージを。
お華の先生であるお友達が、お華に添えるなにかを、ということで、発注してくれたもの。

旅立つ日に、旅立つ覚悟で。
たくさんのお花を身にまとい、白いウエディングドレスがとってもお似合いの、可愛い花嫁さんでした。
今日本では、年間66万組、結婚される方がいます。そのうちの半数は、結婚式をされません。
そんな世相の中、結婚式をされると決めて、雑多で煩雑な手続きを経て、この日を迎えられました。
たくさんお金を使われたでしょう。この日まで、気苦労も多かったと思います。
でも、それを乗り越えて、とても晴れやかで清々しい、とても良い空気に包まれて、おふたりは微笑んでらっしゃいました。

結婚式の白無垢のお話、聞いたことありますか?
人は生涯に3回、白装束を着ます。
生まれ落ちた時、初めて身にまとう、産着。
死に絶えて、永遠に旅立つ前の、死に装束。
そして、嫁ぐ前の白無垢です。
白無垢は実は、死に装束なのです。
それが証拠に、胸に懐刀を忍ばせて、結婚式に向かいます。
なにかあったら、自害も辞さない。そんな覚悟を持って、親は嫁がせ、子は嫁いだのです。
私もそのように嫁ぎました。
そして、その後、真っ赤な色打ち掛けを着るのです。
それは、生まれ落ちる赤子の真っ赤な血を意味しているそうです。
新たな姓を持って、生まれ変わるんですね。
私達は、よく「ラブラブの秘訣って何?」と聞かれます。
その答えは「覚悟と意識」です。
この人と生きるという覚悟を持つことです。
そして、この人と生き続ける、という確たる意識を持って日々を過ごすのです。
今、結婚式という大きな覚悟を示す場を持たずに結婚されるカップルが多い。
そして実にその半数が、離婚されてしまうという統計もあります。
そこに、この、覚悟を表明する場を持たずに新生活がスタートしてしまったという事実が影響していないかな、と思うんです。
親戚や友人、会社の上司や同僚をたくさん呼んで、披露宴をする。確かに煩わしいです。
でも、「最近どう?うまくやってるの?」とお節介に尋ねられたりすることが、もしかしたら、離婚を決める前の、大きな歯止めになっていたのかもしれない。
そう思うんです。
アメリカの統計では、ある一定額を超えた派手な結婚式をあげたカップルは、離婚率が高いのです。(理由はいくつもあります)
なので、派手なだけの結婚式を勧めているわけではありません。
でも、昔の習慣を思い出して、今の世相と比べてみるのも、大切なことかもしれないなと、綺麗なお嫁さんを見て、思ったのです。
結婚式と覚悟。
また次回にもお話します。