70%の確率 | kyupinの日記 気が向けば更新

70%の確率

これは精神医療に限らないと思うが、あらゆる場面で70%の確率で物事を見ないといけないと思う。

これは「薬が70%効けば良い」などの単純なことを言っているのではない。あらゆる臨床場面で、70%に診られる傾向を考慮すると言った感じである。

別に70%という数字ではなくても良いが(例えば85%でも60%でも同じようなもの)、「須らく○○である」という考え方は、失敗しやすい。

過去ログに自分が珍しい疾患で入院した際に、典型例とは言い難く、朝倉を読んでも全然、診断がつかなかった話をアップしている。実際の病気と言うのはそういうものなのである。過去ログから、

教科書に書かれている例えばトリアスなんて最初から全く揃っていない。典型例とはえらい違いである。

やはり朝倉だけ読んでいても話にならんな。
読まないよりはマシだろうが・・

この時、教科書に書かれている疾病の特性、経過、転帰などはバリエーションがかなりあることを体で学んだ。


一本調子の考え方は、判断を誤る。バリエーションを常に考えておくのである。

臨床では、多面的な精神所見の診かたや想像性が必要だと思う。それは診断だけではなく、治療も同様である。

参考
20歳前の人なら、まずは25歳くらいまでに良くなれば
精神科治療と記憶