スアレスのハンド(ウルグアイvsガーナ) | kyupinの日記 気が向けば更新

スアレスのハンド(ウルグアイvsガーナ)

ワールドカップベスト4をかけたウルグアイvsガーナ戦は、PK戦でウルグアイが勝利し、オランダと準決勝で対戦することになった。

あの試合、延長後半ロスタイム、完全にゴールに入っている弾道のシュートをスアレスが手で掻き出すという大事件が起こった。

スアレスは1発退場、ガーナにはPKが与えられた。

ガーナのキッカーはエースのギャン。これを決めると2-1で勝つという重大なペナルティキックである。

ところが、このペナルティキックはクロスバーを叩き外れてしまったのである。今大会、実によくPKが外れる。ひょっとしたら、ボールの特殊性も影響しているのかもしれない。

こういう展開になると、PK戦ではむしろ内容的に負けている方のチームが勝つことが多い。日本がパラグアイに負けたのは、これに反するパターンだったと思う。

普通のリーグ戦でもPKを外したチームはその後流れが悪くなり、勝てないことが多い。

問題はスアレスのような反則が許されるのか?ということであろう。


スアレスのハンドはとっさに手が出たのかもしれないが、ほぼゴール線上で行なったものであり、一発退場を覚悟で、その得点を阻止したものだ。

このようなハンドは、ペナルティエリア内で相手選手の足を引っ掛けたとかの反則とはレベルが全く違う。なぜなら、スアレスのハンドは明らかに得点になっていたものを阻止しているからだ。

もしあのハンドが前半とか後半の序盤に起こっていれば、その後、チームが1人少ない不利を残り時間に負わされる点で、たとえPKが失敗に終わっても、かなり不利な試合展開になることが予測できる。

しかし、あのハンドはもう延長後半のロスタイムだったため、そういう不利も生じない状況であった。この試合に限れば、あのような反則で得点を阻止しても損失はほぼなく、反則するだけ得だったからである。(PKは100%決まるわけではないため)

あの時間にPKを外したチームはほぼ勝っていた試合を決められなかっただけに、心理的にもPK戦は相当に不利である。

ラグビーではゴール目前のスクラムの際に見られるが、押し込まれたチームの反則の連続で何度もスクラムの組み直しになるような時、認定トライとし得点が認められることがある。ほぼトライが決まっていると見なされ、トライを認めるのである。

あのスアレスのハンドは悪質すぎて、ガーナの「認定ゴール」とし、もちろんスアレスは一発退場、そして3~5試合の出場停止処分くらいが適切だったと思う。

なぜなら、あのような反則が許されるなら、サッカーが全然面白くなくなるからである。


スアレスのハンドは、ワールドカップの欧州プレーオフ、フランスvsアイルランドのアンリのハンドの更に上を行くものだ。

ガーナの選手も国民も気の毒だったと思う。次の試合はウルグアイvsオランダであるが、オランダにはぜひウルグアイを粉砕してほしい。

もしウルグアイが今大会で優勝したりすれば、サッカーの競技性の恥と言うべきものであろう。

日本チームが、もしああいう形でワールドカップ本戦で勝利したとしても、日本国民は嫌悪感を持つ人の方がはるかに多いと思われる。一般の日本人は、ああいうことまでして勝たなくて良いと思うだろう。サッカーはあくまでスポーツだからである。

ああいう反則は、武士道に反する。

もちろん、大和魂にも反している。

参考
ノソフ選手
ワールドカップ、今大会の不思議な巡り合わせ