アナフラニールの点滴
アナフラニールは点滴静注で投与できる薬物で、一風、変わった抗うつ剤といえる。またこの錠剤とアンプルを点滴するのでは少し効き方が異なる。
ちょっと考えた範囲では、アナフラニールを100㎎くらい服用していれば、急にアナフラニールを半アンプル点滴したところで、たいして効果が変わらないような気がする(1Aは25㎎)。しかし内服と点滴では効果にかなり違いがあるのである。
100㎎くらい服用していても、更に点滴すれば有効なことが多い。既に服用しているような人はアナフラニールの忍容性が高いのでなおさらである。
この相違の謎だが、アナフラニールが門脈を通るか通らないかで大違いのような気がするが、活性代謝物も存在すると言われる。活性代謝物よりアナフラニール本体の効果の方がより優れているということはあるかもしれない。
実は、かつて僕が4~5年目頃、アナフラニールを点滴するよりルジオミールをドカンと服用させた方がずっと効果的な人が多かった。つまりアナフラニールを点滴しても、うまくいかない人も多かったのである。そういう経験を経て、一時はアナフラニールの点滴については効果を軽視していた。
いつだったか、もう随分前になるが、ある後輩とアナフラニールの点滴について話し合ったことがあった。
アナフラニールを点滴していて、びっくりするほど良くなったことってありますか?
この質問は僕がしているのである。その友人の答えは、「全然ないですね。」だった。
僕にとって、アナフラニールの点滴は1998年頃から劇的に効き始めた。
これは我ながら奇妙な言い方であるが、本当なので仕方がない。まさにオカルトである。
アナフラニールは少なめに始めて効果を見るのが大切で、ここで異常な副作用が出る人はもう無理である。良い人では0.5Aだけで相当に自覚症状が改善する。効果的と判断できれば若干増やすが、僕は0.5~1アンプルを点滴継続することが多い。それで十分な事が多いからである。
アナフラニールは点滴の場合、実施したその日にかなり自覚症状が改善する人が多い。
時間が経ってから効果が出てくるような感じではない。過去ログでは抗うつ剤として効果が発現しているのではなく、抗不安作用や焦燥感の改善などが早期に発現するためそう見えるのではないか?という意見を書いている。もちろんそのような面もあるが、抗うつ剤としても効果が早いことは間違いない。なぜなら、点滴が終わった時にずっと良くなったとか楽になったという感想を言う人が断然多いからである。
また、1Aと1.5Aあるいは2Aの違いも結構ある。これは1Aだとそれほど効果的ではないのに、2Aだとこれは何なんだ!と言った劇的改善が診られることがあるからである。
本人が以前はそれほど効果がなかったと言うのに、今回点滴してみて良かったというのもある。患者さんは以前ダメだったので、全く期待していない。だから、その視点ではプラセボはゼロのはずである。ところが今回はなぜか急激に改善するので、患者さん本人が驚く。これを見ても薬には本質的にプラセボはないことがわかる。
全くアナフラニールを服用していない人が点滴したときに効くのは理解できる。しかし、既にある程度内服している人が(75~100㎎)病状悪化時に、点滴の直後から急回復することは、アナフラニール注射液には錠剤にはないもう少し効果の厚みと言うか奥行きみたいなものが存在しているのかもしれない。
ちょっと考えた範囲では、アナフラニールを100㎎くらい服用していれば、急にアナフラニールを半アンプル点滴したところで、たいして効果が変わらないような気がする(1Aは25㎎)。しかし内服と点滴では効果にかなり違いがあるのである。
100㎎くらい服用していても、更に点滴すれば有効なことが多い。既に服用しているような人はアナフラニールの忍容性が高いのでなおさらである。
この相違の謎だが、アナフラニールが門脈を通るか通らないかで大違いのような気がするが、活性代謝物も存在すると言われる。活性代謝物よりアナフラニール本体の効果の方がより優れているということはあるかもしれない。
実は、かつて僕が4~5年目頃、アナフラニールを点滴するよりルジオミールをドカンと服用させた方がずっと効果的な人が多かった。つまりアナフラニールを点滴しても、うまくいかない人も多かったのである。そういう経験を経て、一時はアナフラニールの点滴については効果を軽視していた。
いつだったか、もう随分前になるが、ある後輩とアナフラニールの点滴について話し合ったことがあった。
アナフラニールを点滴していて、びっくりするほど良くなったことってありますか?
この質問は僕がしているのである。その友人の答えは、「全然ないですね。」だった。
僕にとって、アナフラニールの点滴は1998年頃から劇的に効き始めた。
これは我ながら奇妙な言い方であるが、本当なので仕方がない。まさにオカルトである。
アナフラニールは少なめに始めて効果を見るのが大切で、ここで異常な副作用が出る人はもう無理である。良い人では0.5Aだけで相当に自覚症状が改善する。効果的と判断できれば若干増やすが、僕は0.5~1アンプルを点滴継続することが多い。それで十分な事が多いからである。
アナフラニールは点滴の場合、実施したその日にかなり自覚症状が改善する人が多い。
時間が経ってから効果が出てくるような感じではない。過去ログでは抗うつ剤として効果が発現しているのではなく、抗不安作用や焦燥感の改善などが早期に発現するためそう見えるのではないか?という意見を書いている。もちろんそのような面もあるが、抗うつ剤としても効果が早いことは間違いない。なぜなら、点滴が終わった時にずっと良くなったとか楽になったという感想を言う人が断然多いからである。
また、1Aと1.5Aあるいは2Aの違いも結構ある。これは1Aだとそれほど効果的ではないのに、2Aだとこれは何なんだ!と言った劇的改善が診られることがあるからである。
本人が以前はそれほど効果がなかったと言うのに、今回点滴してみて良かったというのもある。患者さんは以前ダメだったので、全く期待していない。だから、その視点ではプラセボはゼロのはずである。ところが今回はなぜか急激に改善するので、患者さん本人が驚く。これを見ても薬には本質的にプラセボはないことがわかる。
全くアナフラニールを服用していない人が点滴したときに効くのは理解できる。しかし、既にある程度内服している人が(75~100㎎)病状悪化時に、点滴の直後から急回復することは、アナフラニール注射液には錠剤にはないもう少し効果の厚みと言うか奥行きみたいなものが存在しているのかもしれない。