地球上の大量絶滅 | kyupinの日記 気が向けば更新

地球上の大量絶滅

今回のエントリはいかにも余談に見えるが、実はこのテーマには深い関係があるような気がするので、ちょっと変だけど特別にアップすることにした。

過去に地球上の生物は数回におよぶ大量絶滅に襲われている。恐竜なども何らかの地球外の要因で絶滅に至ったと考えられている(諸説ある)。過去の地球上の大量絶滅は地質などを研究するとわかるらしい。恐竜の絶滅以後、それまでは少数派であった哺乳類が生態系の上位の生物となり多様化、大型化が進んだといわれる。大量絶滅は、その時代の主たる生物種の交代の契機になっている。

過去の大量絶滅の中でも、6500万年前に起こったK-T境界は有名であり、大型爬虫類の恐竜やアンモナイトが絶滅したといわれる。このKはドイツ語の白亜紀(kreide)の頭文字から来る。

白亜紀とは地球の地質時代の1つで、1億4000万年前から6500万年前を指す。白亜紀が終わると新生代に移行するが、この白亜紀(中生代の最後の時期)の終わり辺りに地質的にはK-T境界と呼ばれる地層が全世界的に発見されている。

このK-T境界にはイリジウムが大量に含まれていると言われる。これは当時、ユカタン半島およびメキシコ湾に巨大隕石(小惑星?)が衝突し巨大クレーターを作った。この隕石の破片が地球上に降り積もり形成したのがこの地層なのである(衝突の衝撃で元々地球の中にあったイリジウムが巻き上げられたという意見もある)。

なお、ユカタン半島とは、現メキシコ、グアテマラ、ベリーズにまたがり、メキシコ湾とカリブ海に突き出ている半島を指す。

この隕石(小惑星)の衝突で形成したクレーターはチクシュルーブ・クレーターと呼ばれる。この大きさであるが、地下1kmに埋没しており直径は300km程度といわれている。衝突のエネルギーは広島型原爆の50億倍を越えたであろうと推定されている。この隕石はいかにも巨大に見えるが、約10kmほどの大きさなのである。大きさよりその速度などもその莫大なエネルギーには関与している。

この隕石の衝突と大量絶滅に関しての話は、ディスカバリーチャンネルや民放などでも時々紹介されているので知っている人も多いと思う。正直、ディスカバリーチャンネルの隕石衝突シミュレーションの物語は期待はずれもいいところだったと思う。

この白亜紀のK-T境界の時代に地球上の全生物の70%が絶滅したと言われている。

その他、過去の大量絶滅では、2億5000万年前、古生代後期のペルム紀末に過去最大規模の大量絶滅が起こっている。(P-T境界と呼ばれる)。当時、海洋生物のうち96%、全ての生物種でも90~95%が絶滅したと言われる。このP-T境界の大量絶滅は、いくつかの仮説があるようであるが、隕石などの衝突ではなく、地球固有の環境の激変(温暖化、酸素濃度の低下)などが原因と考えられているようだ。

古生代のオルドビス紀末(約4億3500万年前)の大量絶滅では、当時生息していた85%の生物種が絶滅したと言う。これは2005年、NASAとカンザス大学により、地球近く6000光年以内の超新星爆発による「ガンマ線バースト」の影響で大量絶滅が生じたという説が出されている。

「ガンマ線バースト」についてはまだわかっていないことも多いようである。超新星爆発などでガンマ線が放出され、距離が近かった場合、地球にガンマ線が降り注ぐような状態になり、オゾン層が破壊されると言う。そうなると地球に有害な紫外線が直接降り注ぎ、その結果生物種に深刻な影響を及ぼす。10秒間のガンマ線バーストでも地球近くなら大変な影響があるのである。

地球上の生物は35億年前には既に出現していたと言われている。これだけの長い期間だと、そのような地球外のガンマ線バーストの影響を受けたことがあってもおかしくはないと言う感じなのだろう。確率的に。

1998年のアメリカの自然史博物館による調査によると、70%の生物学者は、現在、大量絶滅が起こっていると見ている。ある生物学者は、今後100年で生物種の半分が絶滅すると予測している。その原因は人間による環境破壊である。

ガンマ線バーストではないが、オゾン層の破壊などはフロンなどでずっと以前からも言われていたことである。

(今回のエントリは専門外でもあり、ウィキペディアなどの資料も参考にしている。)