ALWAYS 三丁目の夕日
先日、この映画を生まれてはじめてテレビで観た。この原作の漫画は良く知っていて、ちょっと気恥ずかしいのだが、大学時代、当時発売されたすべてのコミックを揃えていた。最初にこの漫画を知ったのは記憶が曖昧なのであるが、たぶん定食屋か喫茶店に置いてあったコミックを読んだことからと思う。当時18巻か28巻か忘れてしまったがそこまでは揃えていた。
学生時代のある日、今は内科で開業している友人が僕のアパートにやってきて、全巻借りていったことがあった。普通、漫画本は貸したが最後、返ってこないことが多い。彼はなぜか返してくれた。最近、この映画を観た後、確かあったはずと思い、本棚を探したがどうしても見つからない。たぶん妹が持って行ったのだと思う。捨てはしないと思うから。このうちのいくつかはたぶん初版本と思う。「三丁目の夕日」は当時は名前がちょっと違っていたような気もする。「夕焼けの詩」くらいではなかっただろうか? 作者は「西岸良平」なのですぐに同じ漫画だとわかる。
続編の「続・ALWAYS 三丁目の夕日」はまだ観ていない。たぶん映画館までは行かないので1年後くらいにテレビで観るようになると思う。僕は今は映画館まで行っては観ない。この漫画は、昭和のまだ社会が恵まれていなかった時代の漫画である。最初の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和34年の設定になっているが、この時、まだ僕は生まれていない。
当時この漫画で、子供が悪いことをすると、父親がそれを戒めるのに「サーカスにやるぞ!」と言うのが出てくるが、こういうのは僕の時代は既になかった。サーカスにやられるとお酢を飲ませて体を柔らかくし鍛えられるのだそうだ。売られる感じなので、もちろん両親ともは離れ離れになる。
「ふ~ん、そんな風に言われてたんだ・・」
僕には紙芝居を見せに来るオッサンとか、そういうのも記憶にないので、あの本には珍しいことが書いてあるような感覚はあった。僕は団塊の世代には当たらない。あの時代の漫画は当時の食糧事情なども垣間見れて興味深いと思う。例えば「おそ松くん」に出てくるチビ太の好物が「おでん」というのもちょっと考えると変だ。子供には「おでん」は好まれない料理で、そういうことこそあの時代を象徴していると思う。子供の好物に「おでん」が挙がるような時代には、どうみても「摂食障害」や「不登校」は起こりにくいような気がする。
子供の頃のテレビ番組だが、アニメや子供向けのドラマは何でも怖かった記憶がある。僕と嫁さんは同い年なので、当時のテレビ番組について話すことがある。僕の記憶では「マグマ大使」はとにかく怖かった。「ガボテン島」や「キーハンター」も同様である。とにかく怖がりだったのである。そういう話をすると、嫁さんがすごく笑う。1~2年前だが、スカパーかケーブルで「マグマ大使」が偶然放映されていて、嫁さんと一緒に観たことがあった。細かい内容は忘れてしまったが、終わった後、嫁さんがしみじみ言った。
「うーん・・kyupinが怖がったのがよくわかるわぁ」
彼女もその回の放映は相当に気色悪かったらしいのである。嫁さんは子供の頃はその気色の悪さに気付かなかったような言い方であった。嫁さんは僕は感受性が強いので怖がったのだろうと言う。今でもホラー映画は相当に苦手で、「バイオ・ハザードⅡ」などはスターチャンネルで録画して以来未だに観ていない。もうⅢが出ているというのに。思えば、子供の頃に非常に怖がり、高校~大学時代は比較的大丈夫で結婚した当時から、また元に戻った感じだ。怖くても我慢してなんとか観た映画は、
Xファイルシリーズ
バイオ・ハザード
シャイニング(スタンリー・キューブリック)
エクソシスト
くらい。われながらXファイルをすべて観たことは誉めてやりたい。これは精神科にも非常に役立つと思うから。なお、スターウオーズなどのSFもの、戦争もの、恐竜ものはなぜか全然大丈夫なのである。
西岸良平の「三丁目の夕日」は平凡な人がなりやすい結末に落ち着くと言うのが多かった。とても頑張るけど報われないとか、最低限の結果しか得られないと言った感じである。(例えば茶川さんの連続何十回の芥川賞落選など)決してアメリカンドリームのような奇跡は起こらないし、そういうタイプのハッピーエンドは皆無なのである。
しかし恵まれた一部の成功者の影にはこのような人たちが大勢いることも事実で、彼らの「一生懸命頑張ったこと」の価値を、それぞれの短編の最後の場面に描いてみせてくれる。それがほっとしたというか、なんとなく幸せな気分になる独特な読後感に繋がっていると思っている。西岸良平のこのコミックは僕とは少しだけ時代が異なるのであるが、同じような昭和の郷愁に浸れる読み物ではあった。
映画についてであるが、実際の漫画とは人物設定が異なっている。一番の相違は六ちゃんである。漫画では「六さん」という青年になっている。そもそも集団就職で女性があの男性的な職場である「鈴木オート」に来るのはおかしい。たぶん、映画的にはそういう風にしたほうがエピソードが描きやすいのだと思った。
この映画のワンショットで個人的にウケた場面。1つが六ちゃんが腐ったシュークリームを生まれて以来食べたことがなく、どうしても食べたくなり無理して食べてお腹をこわしたところ。子供の頃シュークリームは1つ20円くらいしたような気がする。ラムネが1本8円の時代に。
あと、一平が扇風機に息を吹きかけて音を出させていて父親に怒られたところ。あれってそういうことをしたくなるのよね。僕も怒られました・・
しかし、ああいうものには子供は息を吹きかけたり手を突っ込んだりしたくなるよのね。たぶん子供らしい好奇心だと思う。最近、子供がシュレッダーに指を突っ込んで指を切断する事件が起こったが、子供はああいう物に指を突っ込みたくなるものだ。最初からそういう子供の心性を考慮して製品を作るべきだと思う。
学生時代のある日、今は内科で開業している友人が僕のアパートにやってきて、全巻借りていったことがあった。普通、漫画本は貸したが最後、返ってこないことが多い。彼はなぜか返してくれた。最近、この映画を観た後、確かあったはずと思い、本棚を探したがどうしても見つからない。たぶん妹が持って行ったのだと思う。捨てはしないと思うから。このうちのいくつかはたぶん初版本と思う。「三丁目の夕日」は当時は名前がちょっと違っていたような気もする。「夕焼けの詩」くらいではなかっただろうか? 作者は「西岸良平」なのですぐに同じ漫画だとわかる。
続編の「続・ALWAYS 三丁目の夕日」はまだ観ていない。たぶん映画館までは行かないので1年後くらいにテレビで観るようになると思う。僕は今は映画館まで行っては観ない。この漫画は、昭和のまだ社会が恵まれていなかった時代の漫画である。最初の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和34年の設定になっているが、この時、まだ僕は生まれていない。
当時この漫画で、子供が悪いことをすると、父親がそれを戒めるのに「サーカスにやるぞ!」と言うのが出てくるが、こういうのは僕の時代は既になかった。サーカスにやられるとお酢を飲ませて体を柔らかくし鍛えられるのだそうだ。売られる感じなので、もちろん両親ともは離れ離れになる。
「ふ~ん、そんな風に言われてたんだ・・」
僕には紙芝居を見せに来るオッサンとか、そういうのも記憶にないので、あの本には珍しいことが書いてあるような感覚はあった。僕は団塊の世代には当たらない。あの時代の漫画は当時の食糧事情なども垣間見れて興味深いと思う。例えば「おそ松くん」に出てくるチビ太の好物が「おでん」というのもちょっと考えると変だ。子供には「おでん」は好まれない料理で、そういうことこそあの時代を象徴していると思う。子供の好物に「おでん」が挙がるような時代には、どうみても「摂食障害」や「不登校」は起こりにくいような気がする。
子供の頃のテレビ番組だが、アニメや子供向けのドラマは何でも怖かった記憶がある。僕と嫁さんは同い年なので、当時のテレビ番組について話すことがある。僕の記憶では「マグマ大使」はとにかく怖かった。「ガボテン島」や「キーハンター」も同様である。とにかく怖がりだったのである。そういう話をすると、嫁さんがすごく笑う。1~2年前だが、スカパーかケーブルで「マグマ大使」が偶然放映されていて、嫁さんと一緒に観たことがあった。細かい内容は忘れてしまったが、終わった後、嫁さんがしみじみ言った。
「うーん・・kyupinが怖がったのがよくわかるわぁ」
彼女もその回の放映は相当に気色悪かったらしいのである。嫁さんは子供の頃はその気色の悪さに気付かなかったような言い方であった。嫁さんは僕は感受性が強いので怖がったのだろうと言う。今でもホラー映画は相当に苦手で、「バイオ・ハザードⅡ」などはスターチャンネルで録画して以来未だに観ていない。もうⅢが出ているというのに。思えば、子供の頃に非常に怖がり、高校~大学時代は比較的大丈夫で結婚した当時から、また元に戻った感じだ。怖くても我慢してなんとか観た映画は、
Xファイルシリーズ
バイオ・ハザード
シャイニング(スタンリー・キューブリック)
エクソシスト
くらい。われながらXファイルをすべて観たことは誉めてやりたい。これは精神科にも非常に役立つと思うから。なお、スターウオーズなどのSFもの、戦争もの、恐竜ものはなぜか全然大丈夫なのである。
西岸良平の「三丁目の夕日」は平凡な人がなりやすい結末に落ち着くと言うのが多かった。とても頑張るけど報われないとか、最低限の結果しか得られないと言った感じである。(例えば茶川さんの連続何十回の芥川賞落選など)決してアメリカンドリームのような奇跡は起こらないし、そういうタイプのハッピーエンドは皆無なのである。
しかし恵まれた一部の成功者の影にはこのような人たちが大勢いることも事実で、彼らの「一生懸命頑張ったこと」の価値を、それぞれの短編の最後の場面に描いてみせてくれる。それがほっとしたというか、なんとなく幸せな気分になる独特な読後感に繋がっていると思っている。西岸良平のこのコミックは僕とは少しだけ時代が異なるのであるが、同じような昭和の郷愁に浸れる読み物ではあった。
映画についてであるが、実際の漫画とは人物設定が異なっている。一番の相違は六ちゃんである。漫画では「六さん」という青年になっている。そもそも集団就職で女性があの男性的な職場である「鈴木オート」に来るのはおかしい。たぶん、映画的にはそういう風にしたほうがエピソードが描きやすいのだと思った。
この映画のワンショットで個人的にウケた場面。1つが六ちゃんが腐ったシュークリームを生まれて以来食べたことがなく、どうしても食べたくなり無理して食べてお腹をこわしたところ。子供の頃シュークリームは1つ20円くらいしたような気がする。ラムネが1本8円の時代に。
あと、一平が扇風機に息を吹きかけて音を出させていて父親に怒られたところ。あれってそういうことをしたくなるのよね。僕も怒られました・・
しかし、ああいうものには子供は息を吹きかけたり手を突っ込んだりしたくなるよのね。たぶん子供らしい好奇心だと思う。最近、子供がシュレッダーに指を突っ込んで指を切断する事件が起こったが、子供はああいう物に指を突っ込みたくなるものだ。最初からそういう子供の心性を考慮して製品を作るべきだと思う。