あけましておめでとうございます。 | kyupinの日記 気が向けば更新

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
昨日は友人宅で紅白を見つつ、いろいろと話をしているうちに除夜の鐘。午前2時半頃に帰宅してその後4時頃睡眠。10時頃起きた。年初からしまらないけど疲れ気味。やがて、天皇杯の決勝をテレビ観戦予定。

午前中に携帯が鳴ったので何かと思ったら、僕の患者さん&友人から電話があって注射をしに来たいとのこと。その連絡だった。今日は内科の医師が日勤・当直をしているので、僕に確認の電話をいれてきた。年末に患者さん数人、注射をしに来るかもしれないので、そんなときは連絡するようには言っていた。その人、複雑な多剤併用になっており、それでも数年前よりはずっと良い。24歳くらいからよく知っている人なんだが、僕が治療を始めてからは1年半ほどだ。

今の処方は、
エビリファイ   12mg
トリプタノール  125mg
デパケンR     600mg
ワイパックス    3mg
(以下略)


少なくとも、抗精神病薬はエビリファイ、抗うつ剤はトリプタノールしか服用していない。眠剤は何を処方してもあまり効かない。この人の診断はなんだろうと、思う人が多いだろうけど、僕は双極性障害と思っている。ただ非定型精神病の色彩が強い。以前はポイントを大幅に外した治療だったので、絶え間ない希死念慮があった。この人に最も重要な薬はたぶんデパケンRなんだと思う。本人によれば何十年も悪かったらしい。病気になったのは高校生の頃からと言う。

僕が治療を始める前は、トリプタノール200mg、セレネース8mgくらいの処方だった。重要点は、トリプタノールでいくら頑張っても難しいこと。一時、本人に説明して、電撃療法も試みたがあまり効果がなかった。それでも一時そこそこの回数を実施している。かつて、僕がうつ状態に対し電撃療法を行って、無効に近い結果に終わった人はたぶんこの人しかいない。する前はかなり期待していたのだが。普通、非定型精神病っぽい人は電撃療法は有効であることが圧倒的に多い。電撃療法が終わって30分くらい経って目を覚ました時、まだ希死念慮が消えていなかったのにはかなり驚いた。この時以来、ひょっとしたら、この人の希死念慮はうつ状態から来る二次的なものではなく、もっと原発性のものではないかと思うようになったのである。

今はすっかり良いかというとそうでもない。どうしてもうつ状態の波が完全には消えない。一時はかなり自覚症状が改善し働いていたが、また今月から数ヶ月休むことになった。年末の天候不順が相当に痛かった。以前より良くなったことは、希死念慮がずいぶん軽くなったことと衝動行為が減少したこと。こう書いていると、この人、境界型人格障害じゃないのと思う人がいるかもしれないが、僕は境界型とはほど遠いと思っている。境界型人格障害は自分なりに重要視しているポイントがあって、それには全然合致しない。たぶん境界型人格障害は実際に考えられているより頻度が低く、双極性障害のカテゴリーに入る人が結構いるのではないかと思っている。治療的な視点からも、そんな感覚がある。