医療観察法の鑑定
最近、このブログの更新はゆっくりしたものになっている。医療観察法は最近施行された法律で、触法患者の精神鑑定を実施しその後の処遇を裁判官、精神科医などが決める。判定にはコメディカルスタッフも関与することになっている。僕は自己紹介のところにもあるように時々医療観察法の精神鑑定の仕事をしている。この鑑定の仕事はたいてい1ヶ月程度と期限が決められその期間にその患者さんを診察し鑑定書を書き上げなくてはならない。
今年は春先に2例して大変な目にあった。この仕事を普段の病院の業務と平行してやっていくのは大変な仕事なのである。今年最初の鑑定は殺人事件だったが、殺人事件くらいになると、調書だけで膨大な量である。僕はその調書をすべて読むだけで7時間かかった。日曜日ずっと読んでいてそれで1日潰れた。最初からこうなのである。今年、これを2つ立て続けにやって、その後また依頼があったが、あまりにもきついので断ったこともあった。ちょうど断った時期にこのブログが始まっているのである
僕の病院は、そのような患者さんは受け入れできないので、他の病院に出向いて行き鑑定を進めなければならない。出向いていくというのもずいぶん大変。最近、その仕事がまた来て、鑑定を受けないと仕方がない状況だったので覚悟して受けた。この鑑定医だけど、うちの県では4~5人しかいない。平均して回していると思われる以上、ある程度は引き受けないといけない。今回の事件について、まだはっきりした資料が全然送られて来ていないのだが、11月末か12月初めくらいには終えないといけないので年末までが非常に忙しい。うちの県でこの鑑定医の人数はあまりに少なすぎるので、国の方針では全国的にもう少し増やすようであるが、現況少ないのはどうしようもない。12月上旬までは更新も飛び飛びになるかもしれない。以上、よりいっそう、のんびりした更新になることについてのお断りでした。