SSRI雑感 (ジェイゾロフトその2) | kyupinの日記 気が向けば更新

SSRI雑感 (ジェイゾロフトその2)

現在のパキシルの日本国内での売り上げは、約500億に達しているらしい。デプロメールとルボックスの合計は200億程度なので、パキシルはかなりの売り上げだといえる。ただ、個人的な感想を言えば、デプロメールはけっこう健闘しているのではないかと。パキシル単剤で、抗うつ剤全体のシェアの60%を占めているのだという。これはすごいが、なにしろ薬価が高いので、旧来の抗うつ剤の処方箋数も全然少ないというほどではない。旧来の抗うつ剤は薬価が安いので、売り上げで論じられると統計的ににはたいしたことはない。

ジェイゾロフトだが、アメリカなどではもうジェネリックが発売されているような状況であり、ゾロフト単体ではパキシルにも抜かれている。パキシルはまだジェネリックが出ていないらしい。そういえば、プロザックはもう古い薬物に入るため、日本に導入するのにそんなところが障壁になっているようだ。つまり、それほど古い抗うつ剤をいまさら導入して日本で発売するのはいかがなものかなんて議論になっている。本質的な優劣は論じられていない。

ジェイゾロフトは添付書類の注意書が弱腰すぎて、診療所協会?から苦情が提出されていたらしい。あまりにも弱腰の書き方だと、医師がこれは効果がある薬だからと患者さんに勧め辛くなるというか。ゾロフトはあまりにも国内の治験の段階で苦戦したため、自信を持っていないというか、使わないなら使わないで良いよくらいの書き方になっているのが笑える。

僕が使ってみた感想だけど、効果はまあまあだけど胃腸系(特に下痢)の副作用がパキシルより出るので、やや脱落率は高い感じだね。もちろん服用できるなら効果はそんなに差がない。むしろ変な癖がないように見える。世界的にはゾロフトは歴史があるので、本体とジェネリックの合計処方数はパキシルよりはるかに多いのである。個人的には、西洋人は代々肉食なので、ゾロフトを服用するのに胃腸系の忍容性が高いのではないかと思っている。(西洋人は日本人に比し服用できない人が少ないということ)