アンへドニア | kyupinの日記 気が向けば更新

アンへドニア

アンへドニアと言う言葉は一般の人には聞き慣れないと思うが、「無快楽症」などと訳される。 検索的には有名だと思うのでグーグルくらいで検索してみてほしい。 アンへドニアとは何もかも楽しめないような状態で、統合失調症、うつ病、離人症などいろいろな疾患で出現しうる。 だからアンヘドニアというのは病名と言うより、1つの精神症状といえるだろう。 離人症は、様々な場面で実感が持てないような状態であるが、アンへドニアと病態?は似ている。 離人症のみの症状の人は滅多にいないが、もしあったとしたら離人神経症とでも言うのでしょうか? 離人症のみの人をあまり見たことがないのでわからん。 離人症にせよ、アンヘドニアにせよ、1つの所見なのだが、それを病名にせざるを得ないようなことって滅多にないような気がする。 ちょうど自律神経失調症みたいなものだ。(過去に自律神経失調症という診断をしたことがない)


ちょっと疑問なのは、統合失調症の中の陰性症状の中に離人症が入れてあること。 どちらかというと離人症は陽性症状の色彩が強い所見だと思う。離人症は見た目が静かなだけだ。離人症とか離人体験は感覚的に内因性っぽいんだな。これは専門的なことなんだけど。テレビを観ていて周りが笑っているのに自分だけ輪に入れなくて全然楽しくない状況はまさに離人症と言えるが、アンヘドニアと言っても間違いではない。 感覚的にはアンへドニアはすべての疾患で使って良いけど、離人症は統合失調症圏で使いたい感じ。 ほんとうはそんな風な住み分けなんてないのだろうけど。


うつ病が治っていく過程で、どうも生活が楽しめなくて、まわりから取り残されているというか、のれていない状態が長く続くことがある。 これはある意味アンヘドニアなのだが、これはうつ病では最後に残る症状なんだ。 時間をかけて見守っているとやがて軽くなる人が多いように見えるが、この最後の症状がなかなかとれない人もいる。 この症状を解決する積極的な方法と言うか薬物療法があまりないのだ。