「その時」は。
まさかそれが‘最後’になるんて、思わない・・
過ぎ去ってみて、
実はあれが‘最後’だったんだって、「後」になって気づく・・
名残雪。
名残雪って、ただ‘季節外れの’雪なだけじゃなくて。
「この冬最後の」という意味もあって、
まさに、それが降っている間は「また雪か」で、誰も気づかない・・・
でも、幾日かして、やがて春が来た時に、
「あぁ、あれが最後の雪だったんだ・・」と、後になってはじめて気づく。
それが、名残雪なんですよね・・
「雪」なら。
また1年たてば、やがて冬がめぐりきて、
会おうと思えばまたいつでも会える。
でもね、「人」は・・?
時の流れって、不思議なもので。
今こうして当たり前に会ったり繋がったりしていても、
本当ひょんなことで、
「まさか、それが最期になるなんて・・」
という時がいつ来てもおかしくないくらい、
雪よりも尊く、又はかない存在だったりするのかもしれません。
間近に、あたたかい「春」を迎えて。
もうすでに、顔をだしている新芽の季節を肌で感じながら。
本当に大切にしたいものって、実は「あたりまえ」の中にあり、
そして、自分の外・そと・ソト・・に求めてあるのではなく、
いつだって、「自分の中心」と呼ばれるところ、またその付近にあるのだということ・・
この歌を聴きながら、ふと想う。
人は、この季節にたくさんの出逢いと別れを繰り返すけれど。
いつだって、手もとに残るのは、
「‘自分が’これだけは絶対大切にしたい・・」と、
心から握って、はなさないものだけなのかもしれない。
何が大切なのかは、きっと人それぞれ。
人との出逢いも、「まだまだ」といって、
外・そと・ソトばかりを追いかけるのも、ひとつの価値観。
でもね、私は思うの。
本当に大切なものって、
『実はもう出逢ってる』
そんなふうに思いながら、今ある世界や出逢い、ご縁また日々の日常を、
ひとつひとつ心から大切に生きていくことが、
どんな季節にも見えない雪をふらせる、奇跡(の国)につながっていくんじゃないかって・・
本当は、雪も「感じる」もので、肉眼で見えるのは一瞬。
だからこそ、美しいと思えるのですよね。
この世の「美しいもの」とは、どこかで「はかなさ」を秘めているからこそ、
その‘一瞬一瞬’の『連続』に、私たちは感動してしまう。
そして、私たち人の命も一緒。
毎日毎日、その‘一瞬一瞬’の『連続』で懸命に生きているからこそ、
そこに「真の美しさ」を見出して、感動しながら生きていく。
名残雪。
この冬、あともう一度雪は降るでしょうか・・?
もし降ったなら、そっと手のひらにおさめて、
それがとけるさままでも、見つめていたいものですよね。
きっと、「ありがとう」って、言いたくなるから・・♪
そしてそれは、自分の内側から湧いて出た、
きっと「この世で1番美しい言葉」です。