私がちょっとヘンテコな家庭の出だというのは
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過去ログにもつづったとおりなのだが、
それで恥をかくことがあった。
医学部一年生のころ。
「一人娘をひとりぐらしさせるのが心配」
と言う母親は、私とワンルームのアパートに同居生活をしていた。
私のファッション・髪型とワードローブは母親に管理されていたため、
20代そこそこの私は
おば好みのスパンコールやラメがギラギラした
ドライクリーニング・オンリーの服を着せられていた。
よくある、ド迫力で、で~っかいヒョウのプリントがしてあって、
ヒョウの目ん玉のところラインストーンがはまっててピカピカ
光るような服。
何万円もしたのよ!
と親は胸をはるのだが、
子供から見たら単なる扱いにくい服、なのだった。
まるでそれは、
歩くサファリパーク。
級友の注目を悪い意味で集める私…第一似合ってないし…!!
医学部というのはたいへんに服が汚れる。
学生同士血液を取り合ったり、細菌を培養したり、
細胞を染色する液だので。
白衣をはおっていても、
作業中にスソから着衣がうっかりはみ出たりして
袖口が汚れてしまうのである。
DNA染色液のたぐいは、てごわかった。
一度染まってしまったら、漂白したって落ちないのだ。
染色液は別格として、毎日着る服が手洗いかドライオンリーでは
多忙な医学生としては、困る…
だから私は家で洗える服がほしかった。
お財布の権限は親が握っていたので、洗える服を!!
とお願いすると、親は
某テニス系スポーツブランドの
スゥェットの上下を買ってきて、
私に与えた。
その色が、どっピンク。
こんなん着ていけない…
だが、親は
「ブランドものなんだから
学校に着て行きなさい!」
と、大学に出かける服として、それを提示したのだった。
ピンクのスゥエット上下で、
私は大学に出かけた…
大学まで、アパートから徒歩4分である。
クラスメートは私の普段着からして何か察してくれたのか、
私のその日の服を話題にすることはなかった。
だが、講義を終えて部活に…すなわち医学部体育会弓道部に
出席すると、1年当時から見れば雲の上のひとだった、
学4と言われる医学部6年生の先輩(男性)が、
会うなりゲラゲラと笑い出した!
「うわ~はっはっ。
J、なにそれ、ネマキ?
お前ネマキで大学来てんの?
ありえないからそれ!」
笑いころげる先輩…
まあその先輩は、
女子から人気のあるいわゆるイケメンな先輩だったわけ
なんですが、私ゃ先輩を見損ないましたね。
後輩の、しかも異性の服装を、人前で笑うなんて…
いくらそれが、
上下ともダブダブピンクのピンク女だったとしても
そんなに爆笑するなんて…
本人が好きで着てるわけじゃないのに…
(私はちょび太めだから膨張色は似合いません!)
ジェントルマンとしては
あるまじき態度ですわっ。
私は「親が着ていけというので…」と必死で言い訳…
すると今まで黙っていた同じ部の級友(女子)までもが、
「ごめん、Jちゃん。
あたしもそれ、パジャマかと思ってた。
悪くて言い出せなかったけど…」
と追い討ちをかけるではないか!
恥ずかしさで逃げ出したかったが、根性で練習を終えてから帰った。
ど根性~~っ!
(親との衝突ファッション戦争につづく)