宣伝を止めて売上が上がった話 | トータルブランディング城岡崇宏

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なんとかなるだろう!

開業さえしてしまえば、なんとかなると思っていた30代サロン経営者。仲の良い友達に相談しながらワクワクしながら開業の準備を進めていました。

ところが開業後は理想とかけ離れた厳しい現実が待っていました。来てくれるはずのお客様は全然来てくれない。広告を打っても全く反応がない。技術は間違いないはずなのに、継続してくれるお客様がいない。

まさか、1年で運転資金の底が見えるなんて想定外。

集客するためにはどうすればよいか?出来ることはお金のかからないネット集客。「よし!ブログで宣伝して集客しよう!」そうこころに決めて、ブログ集客を本気で勉強します。

ブログノウハウを覚えるために、いろんな本やマニュルを購入しました。その結果、読者がたくさん増えて、アクセスも増えました。

でも、実際にお店に来てくれる人はあまりいません。

この経営者は何が悪いか悩みました。セミナーにも参加するようになり、プロフィールが重要、ヘッダー画像が重要、販売記事が重要、キーワードが重要、写真の見せ方が重要、とにかく、「ここは重要!」という箇所を全て改善。

気がつけばブログを初めて1年が経過。でも売上が全然伸びていません。ブログさえ覚えればなんとかなると思っていた経営者はまた同じ悩みに逆戻りです。

もしかしたら、私はブログは向いていないのでは?

集客について、また勉強を始めたこの経営者次に注目したのは、チラシでした。

「へ~チラシってこんなに効果があるんだ!」

チラシの作り方を学び、商圏に配りますが、やはり反応はありません。マニュアルに従って決めたキャッチコピーやセールステクニックは全く通用しません。

それどころか「もうチラシを入れないでください!」とクレームが入ることも...

何をやれば、集客できるんだろう...何をやれば売上が上がるんだろう...

経営者は今まで以上に深い悩みを抱える事になってしまいます。

そんな時、ある専門家のブログを発見することになります。

そのブログにはこう書かれていました。

大丈夫!諦めるな!
あなたにしか出来ない強みはある
1つのことを継続しよう!
今いるお客様を大切にしよう!
感謝、感動、共感、おもてないしの心


ハッと気づきます。

今まではお金をもらうことしか考えていなかったのです。

顧客カルテを1枚1枚確認してこれまでを振り返ってみることに。顔が分からない人もたくさんいます。いつも来てくれるのになにも喜ぶようなサービスをしていなかったことにも気がつきます。

今やるべき事は、「宣伝ではない」ということに初めて気がつきました。

そこに気がついた経営者は、1人1人のお客様に、少しだけ喜ばれることを実践してみました。

好みのドリンクを用意したり、親しいお客様には旅行のお土産を買ってきたり、本人の誕生日祝いはもちろんのこと、ご家族のお祝い事もチェックするようになりました。

映画音楽など好みの話題までお客様に全て合わせるようにしました。

そんなことを2ヵ月くらい繰り返しているある日、売上が少しだけ上がったのです。

なぜ売上があがったのかは、その時はまだわかりませんでしたが、後々気がつく事になります。

お客様との距離が縮まった。

距離が縮まることで、自分が選ばれる本当の理由が見つかった。

相手が求めることも見えてきた。

宣伝しなくても売上は上がった。

もっと喜ばれることを実践したいと思うようになった。

もっともっとプロになりたいと思うようになった。


今年は自宅サロンから、店舗型サロンに移転します。看板も出せるし、もちろん店内の雰囲気もいままでとは比べ物になりません。

顧客は150人を超え、リピート率や客単価も理想通り。スタッフも1名増やすことができそうです。

経営者一人ひとりに歴史があり物語があり、成功までのシナリオは一人ひとり異なります。

1つ共通して言えることは、常に相手の気持ちを考え続けるということです。

お客様が本当に求めることは「この人なら分かってくれる」という見えない部分にあります。