
だったはずのライムちゃん。
二階の自室の机の前で、PCいじってる私の足元にやって来た。
丸くなってはいるけど、目はパッチリ開いたまま。
さっきから、ハナコが階下で歩きまわったりする音や、咳込んだりする声が頻繁に聞こえてる。
カッパさんはきっと、ハナコに翻弄されっぱなしだろうし。
いや、もしかしたら、強まって来た風雨が怖くなっちゃったのかな…。
雷は鳴ってないから、大丈夫だと思ってたんだけど。
いっそこのまま、私と一緒に、朝まで二階の寝室のお布団で寝てくれればいいんだけど。
でも、ベッタリくっついて一晩中…
っていうのは、おキライなんだよね…ライムちゃんは。
だけど、カッパさんと一緒に寝ているハナコは、嫉妬のあまり見てられないんだよね。
なかなか屈折した、でも、とっても繊細な野性児のライムちゃん。
ゆっくりおやすみなさい。
寝ている間に、春の嵐はきっと、どこかに行っちゃうから。
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