6月25日おはようございます。
朝の一言
いきてをはしき時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なり。
即身成仏と申す大事の法門これなり
日蓮聖人
生きてる今も、亡くなったあの世でも、お釈迦さまは成仏を教えています。
特に今が大事、即身成仏(そくしんじょうぶつ)というのは、亡くなってからではなくて、日々の生活にあります。
関東は梅雨、蒸し暑いです。
少しヒンヤリ涼しくなりたいなら、「幽霊(お化け)」のお話ですね。
幽霊、皆さんはどんな姿を思い浮かべますか?
日本人のイメージする幽霊ベスト3
1つめは、乱れた長い後ろ髪。
2つめは、前にぶらぶらと垂らした手。
3つめは、足がなく宙に浮いている姿。
円山応挙 画
短髪や茶髪だったり、
手を組んでいたり、
足の先まではっきり見える幽霊。
もしいたら、チョットしっくりきませんよね。
この3つの特徴。
実は、「こういうふうに生きてはいけないよ」という、
人の良くない状態を戒めるために描かれた姿なんです!
1つめの「長い後ろ髪」は、
後ろ髪が引っぱられるように、終わったことに引きずられ、過去にとらわれてしまっている状態。
2つめの「前に垂らした手」は、
未来に心を奪われて、身勝手な願望ばかりをもち、不安や心配ばかりがつのる状態。
3つめの「足がない」は、
ふらふらと周りに流されて、地に足をつけてきちんとした生活ができていないこと、現実を生きていない状態。
つまり、
過ぎたことにくよくよし、
未来への不安を抱き、
最も大切な今日を生きていない状態が幽霊なのです。
それって、私たちかも?
「あの時、ああしてればよかった、ああしなければよかった」とか、
現実をみないで、都合のいい未来ばかりを望んではいませんか?
ちゃんと、毎日を自分の足で歩いていますか?
足元を見失った人の姿、仏教では「執着」といいます。
ものごとに心をとらわれて、そこから離れられない。
やっぱり、
私たちは、「今」にきちんと正面から向き合い、
自分の周りの一つひとつに感謝しながら、
心穏やかに毎日を過ごさなければ。
成仏って、そういうものです。
生きたままの幽霊にならないようにね!
