あかちゃんが泣き止まないとき、お母さんの心はザワザワします。

どうして泣いてるの?


前回の記事「赤ちゃん塾」

赤ちゃんの体のことを学びましょうというお話でした。

今回は、お母さん側のことです。





体重が増えないとき

どうして増えないの?
ちゃんと飲ませてるよね・・?足りないの?


反対に、おっぱいが出すぎて飲みすぎのとき

よく吐くとき

病院や健診で「のませすぎ」授乳回数を減らすようにと指導されたり、


一晩中、咳がとまらなくて、心配で心配でたまらなくなるときなどなど・・・


どうして?私が悪いの?

あなたが泣き止まないから、また叱られる

あなたの体重が増えないから、要指導

なんで飲んでくれないの?
離乳食、食べてくれないの?
食べないと体重が増えないよ?


また飲みすぎたら、吐くかも?

ゲップ出しても吐くのはなぜ?

ずっと抱っこしてるよね・・?



どんどんどんどん、自分を責めたり
もしかすると、そんな時 協力してくれてないと感じるパートナーに
怒りの感情が涌いたり

どうして私ばっかり?と被害妄想になったり・・・



そんな時、お母さんの顔は、どんな表情をしていますか?


悲しい顔?

怒った顔?

不安な顔?

こわばった表情?

そんな表情でわが子を見つめる

それを見て、赤ちゃんや子どもは更に不安になる・・・






人間の脳には、ミラーニューロンという神経細胞がありますが

これは、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように

"鏡"のような反応をすることから名付けられました。

他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感の能力を司っていると考えられています。



赤ちゃんにも、その能力は備わっていて

お母さんが笑うと、それを見た赤ちゃんも笑う。
笑った赤ちゃんを見ると、お母さんは 嬉しくなって
ますます笑顔になる。


この繰り返しが、ミラーニューロンを育みます。

そしてそれは、他人を思いやることができる能力に育っていくのですね。


だから

赤ちゃんが泣き止まないとき

まず、お母さんが笑顔になってみませんか?


病気のときも、オロオロする気持ちは、よくわかります。

でも

「苦しいね・・でもお母さんがいるから大丈夫。
今はつらいけど、一緒にがんばろうね」と
優しく微笑みながら、そっとさすったり、抱きしめたり・・・
きっと、赤ちゃんは安心するのではないかな。。



例えば、お母さんのお産のとき、助産師さんや医療者が

オロオロしたり 不安そうな表情や態度だったら、
お産の最中のお母さんは、それはそれは怖くてたまりませんよね。



本当に、みんな一生懸命頑張っています。
自分の時間どころか、寝る時間だってないくらいに。。。


だからこそ、知ってほしい。

お母さん自身のことを。








例えば「赤ちゃんが泣き止まない」という現象がおきている

なぜ?

もしかすると、お母さんは「おっぱい足りないんじゃない?ミルク足せば?」

という、ご家族の言葉に傷ついているかもしれません。


「私は、母乳で頑張りたいのに、どうしてそんなことを言うの?」
私のことをわかってくれない・協力してくれないって
「怒り」の感情が涌いているかも知れない。
でも、それは本当に「怒り」?

ちょっと立ち止まって、一呼吸したらわかるかもしれません。

「怒り」ではなく「悲しさ」かもしれないし




どうして?私が悪いの?

あなたが泣き止まないから、また叱られる

あなたの体重が増えないから、要指導

なんで飲んでくれないの?
離乳食、食べてくれないの?
食べないと体重が増えないよ?



これ全部「恐れ」からくる感情。

お母さんが、恐れていたら赤ちゃんだって怖いかも。
何より、恐れからは、何も解決しない。


ご主人だったり、ご自身のお母さんだったり一番わかってほしい人に、

わかってもらえてないという「寂しさ」かも知れない。
一言、「頑張ってるね。大変だね」って言ってもらったら
それでいいのに・・・ということも少なくないですよね。



「どうしてわかってくれないのよ?」って相手を責めたり
「自分はダメな母親だ」と自分を責めたり
そんな時の表情は、きっと泣きたい顔やこわばった表情や
もしかすると怖い顔かも?
その表情で、赤ちゃんに向かうと
やっぱり赤ちゃんだって泣きたくなるかも知れません。



「おっぱい足りないんじゃない?」って言ってくれた相手も

きっと、お母さんが大変そうにしているのを見かねて

心配してくれているのかもしれません。
意地悪ではなくて、赤ちゃんのことを心配してくれているからこその言葉だったりする。

だったら、「ありがとう」でOKなんじゃないかな?


「でも、もう少し頑張ってみるから、心配させてしまうかも知れないけど
見守っていてね」って、お願いしてみるのもいいかもしれません。

「助けてほしいときはお願いね」って。


お母さんの意識ひとつで
わが子やご家族が元気で笑顔で過ごすことができるはず
「はず」というのは、私もまだまだ途中だから。

一番辛いときには、わからないかもしれないけど

長いトンネルを通り過ぎて、ぱっと景色が見えた時
きっと気がつく。

どうしてそのトンネルがあったのか
何が、そのトンネルを作っていたのか。

そして、きっと
自分が、こころから 進みたい道が わかる。

頭でわかるのではなく、「わいてくる」。

そこには理屈も理由もない

ただ、疑いもなくそう思える。