二種類あるんです。
Mさんは、30代のOL。
「背中が痛過ぎて、涙が出てきます。」
就職してから、15年。
毎日襲われる激しい痛み。
背中がひきつるように硬直。
起床時が一番つらくてね。
あまりの痛さに涙が。
「いい加減慣れました。」
慣れたくないけどね。
慣れないとやっていけません。
「半ば諦めてますから。」
これまでいろんな治療を受けて来られました。
けど、効果もなく。
しかも、原因不明。
当院にもね。
すでに6回来院されました。
脈を調えることを基準にね。
いろいろ試してみたものの。
「翌日には元に戻ってます。」
う~ん、なぜ?
それでも、来院してくれるからね。
片道2時間かかるのに。
何とか期待に応えたい。
経絡だ、ツボだとか。
ひととおり、できることはやりました。
でも、効果がない。
施術した時はね。
ちゃんと変化するんです。
背中もゆるむし。
脈も調う。
痛みも消えます。
なのに、すぐ戻る。
正直、お手上げ。
う~ん、どうしよう?
アタマをひねって考える。
・・・戻したくないのかも。
痛みを発する必要がある。
と、カラダが思ってる。
さて、原点に帰ってね。
人を観る。
Mさんってね。
見るからにカタいの。
「~ねばならない」
が多そうで。
心底打ち解けるって無さそう。
先月ね。
施術後に頂いたメール。
>何年か前からちょいちょい思ってることがあります。
>“もう人生終わっていいねんけどなぁ…。一体いつまで続くんやろ…。”
>やりきった感からではなく、何か疲れちゃって(笑)。
>いくらすきなことやって、行きたいとこ行って満足しても、この思いがずっとあります。
>こう思うたびに、私は感謝の足りない人なんや、あかんあかん、と思ってました。
>でももしかしたら、しんどい自分のままで生きてるのがもうキツかったのかもしれませんね。
>いつか背中が楽になったとき、この思いも抜けるかなぁ(笑)。
グサッ。
ときました。
背負っておられるのでしょうね。
このまま、終わっていいわけはない。
だったら、背中は痛みなど発しない。
生きたいから、痛む。
で、懲りずにご来院。
さて、どうする?
「最近、ひとり言が増えて・・・。」
うん?
ひとり言?
それって、コミュニケーション不足だよね。
だから、自分で自分に話しかける。
私もよく云ってるし(笑)
就職されてからね。
ずっと一人暮らし。
そりゃ、仕事中は会話するだろうけどね。
言葉は交わしても。
心は交わしてない。
施術しても無理っぽいし。
どの経絡で、どのツボを使うとか。
そういう話じゃないな。
ここは、思い切って。
「今日は施術しません。」
「えっ?」
待合室に移動してもらってね。
和室なんです。
「仰向けに寝てもらっていいですか?」
「ここにですか?」
で、私も横で仰向けに。
「は?」
とまどわれるMさん。
「お話を聴かせてほしいんです。」
Mさんがね。
大阪へ来られるまでのお話。
小さい頃からね。
最初だけ水を向けたらね。
あとは、とめどなくあふれてきました。
世間体を重んじられる家庭。
厳格な育てられ方をされてね。
それに対する反発も激しかったと。
少しでも早く実家を出たくて。
卒業後は、すぐに大阪へ。
その後もご家族との確執があってね。
数年来、帰省されてないこと。
自分ひとりでしっかりやれている。
ご家族を見返したくてね。
「ねばならない」を自分に課し続けて来られたこと。
こういう話はね。
施術用ベッドに寝てもらって聴く話ではないなと。
施術者としてではなくね。
人として聴く。
谷田学として耳を傾ける。
で、畳にゴロン(笑)
セラピストじゃないよね。
ああ、俺、セラピストじゃないなって。
あらためて、実感。
結果的にセラピーになったとしてもね。
Mさんのお話も佳境。
今年になってね。
意を決して、ご両親を温泉に誘われました。
あれだけ厳しかったお父さんもね。
照れながらも、ご一緒に行かれたそうです。
夜は、三人で川の字に。
まだ、ほどけないこだわりはあってもね。
実家には、帰られるようになられたとのこと。
詰まってますね。
想いが。
あふれるわけだ。
とめどなく。
ところで、Mさん。
「いま、背中の痛みは?」
「あっ・・・ありません。」
やっぱりね。
哀しいけど。
陰陽五行の講座でね。
へぇボタン連打のお話。
東洋の観方はね。
太極というすべての存在をね。
・2から成り立っていると観る → 陰陽
・5から成り立っていると観る → 五行(木火土金水)
が有名だけどね。
・3から成り立っていると観る → 三才
っていうのもあります。
三才とは、「天」「地」「人」ね。
大河ドラマみたいでしょ(笑)
その三才論で
「食」
を見るとね。
「天食」「地食」「人食」に分けることができます。
この場合の「食」とは、気、エネルギーを得ること。
「天」とは、お空じゃなくてね。
気、エネルギー化した陽の象徴。
「地」とは、地面ではなくてね。
物質化した陰の象徴。
・天食 → 自然界の環境から気を得る → 澄んだ空気、温かい日光、心地よいそよ風など。
・地食 → 物質化した食べ物から気を得る → 私たちがフツーに考える食事のこと。
ここまでは、何となくわかるでしょ。
じゃあ、人食って?
川口浩が探検したくなる部族ではありません(笑)
あなたは、どんな時、元気になります?
・人食 → 人とのコミュニケーションによって気を得る → 気心知れた親友と語り合うなど。
納得しますよね。
私は、この観方が好き。
優しいでしょ。
例えば、ガンになってね。
胃のほとんどを切除された方がいるとします。
その場合、地食だけでは十分な気を得にくい。
じゃあ、どうするの?
天食と人食で補うんです。
空気の美味しい土地でね。
愛するご家族や親友とともに。
では、栄養学は間違いなの?
いえいえ、間違ってませんよ。
「食」はアプリ。
西洋という見える世界のOSではね。
栄養学は正常に動作します。
東洋という見えると見えないがセットのOSではね。
動作環境が異なるだけ。
合ってるも間違ってるもありません。
Mさんはね。
人食のパイプが詰まりがちだったのかも。
そのパイプはね。
「ねばならない」が強いほど、詰まる。
それは、カラダの反応としてね。
首筋、背筋がこわばる。
として表れる。
私の仮説ですが(笑)
翌日に頂いたメール。
>結局ただの寂しがりって、わかって嬉しいような、うーん、なんだか複雑(笑)。
>でも、そこを受け入れないことには先に進みませんね。
>確かに人食が効くのはわかったけど、先生がおっしゃるように、これも対症療法なんでしょうし。
>痛みなしが普通になる日がいつ来るかな~。
そう、私ができることは対症療法。
ほんとの癒しはね。
ご本人の内からしか起こり得ません。
>背中の痛いのはちょっと戻ってますけど、今日はなんとも涙腺のゆるい日でした。
>痛くてとか悲しくてじゃないですよ。
>子どもかわいいな~とか、おむすびがおいしい~とかで泣く(笑)。
>これって、確実に昨日よりゆるんでません(笑)?
いつもの五行色体表。
体液を五行に分類した「五液」。
・木 → 泪
・火 → 汗
・土 → 涎
・金 → 涕
・水 → 唾
木の「泪」は、なんて読むの?
そう、「なみだ」ですね。
字からして、わかりますね。
じゃあ、金の「涕」は?
ちょっと難しいでしょ。
実はこれも「なみだ」。
「はなみず」とも読むけどね。
「なみだ」が2つもあるのは、なぜ?
違うんだろうね、ビミョーに。
東洋哲学は、象徴の学問。
そのまんま受け止めてはね。
解釈できません。
迷ったらね。
エネルギーの向きで考える。
「木」は、「むくむく」。
上へ上へ。
昂るエネルギー。
「金」は、「きゅっ」。
内へ引き締め。
収斂するエネルギー。
同じ「なみだ」でもね。
木は、感涙。
心が震えてあふれる涙。
金は、悲哀の涙。
胸がきゅっと縮まる切なさ。
『火垂るの墓』を観たら出てくるあの涙(笑)
鼻をすすって泣くから、「はなみず」とも。
「ねばならない」は、「きゅっ」と律する。
過剰な金のエネルギー。
金剋木
過剰な金は、木を抑える。
Mさんは、もともと木が旺盛。
上へ上へ。
実際、背も高い。
なのに、
・しつけが厳しく → 金
・見返してやろうという信念 → 金
・「ねばならない」という責務 → 金
きゅっ、きゅっ、きゅ~っ。
金、金、金。
ゴールドラッシュ(笑)
背中の痛みも過剰な金。
内へ収斂するエネルギー。
人に話すってね。
外向きでしょ。
打ち明けるってね。
こだわりがほどける。
心がゆるむんです。
心の壁を取り払ったおしゃべり。
過剰な金もゆるみます。
すると、抑えられてた木が活性化。
涙もろくなります。
変化を体感されたMさん。
早速、次回のご予約メールを。
>うまく説明できないんですが、
>イヤ~な自分を言葉で外に出したくなった…感じかな。
>追い出したいというのではなくて、
>うーん、何て言ったらよいのでしょう。
追い出すのではないですね。
それも「私」だから。
抑えていた「私」をね。
しっかり受け容れて表現すること。
再びのご来院。
同じく「畳でゴロリ」セラピー(笑)
今度は、最初からご自身で。
訥々(とつとつ)と。
何度も途切れながら。
なぜ、ご家族との確執が生じたのか?
ご自分の弱さも。
どす黒い感情も。
あまりにもディープなので書けません。
泣きながら話されるMさん。
その涙は、木?
それとも、金?
どっちでもいいよね。
どっちもあるんだろうな。
翌日頂いたメール。
>わかってもらえるってうれしいですね。
>人に頼る甘えるって、したいのに一番苦手なところです。
>苦手というか、どうしたらいいのかわからない。
>素の自分をうけいれてもらえるかどうかが心配で怖いんだろうと思います。
それが書けるってことはね。
受け容れられた証拠。
>最近読んだ本に、
>「何かを成し遂げようとするときに、強い信念は必要ない。恐怖心をなくせばすべては自ずからうまくいく」
>みたいなことが書いてありました。
>ほぉ~と思い(笑)、したいけどどうしようって迷ったとき、
>それ何が怖いの?
>ホントに怖いの?
>って自分に聞いてみています。
>意外と、大丈夫かもと思えます(笑)。
>人に頼る甘えるも、怖がらずにできるようになりたいです。
進まれてますよね。
ご自分の足で。
一歩、一歩。
確実に。
>背中痛いのはちょっとだけ。
>レベル10には多分もう戻らないと思います。
>0じゃなくても、これはめっちゃ嬉しい(笑)。
15年間苦しんで来られましたからね。
言葉に重みがあります。
>それから、黒い塊になって胸の中にいた子は、どこにいるのかわからなくなりました。
>聴いていただいて、ありがとうございました。
背中の痛みを引き起こしていた子。
聞き届けてもらったからね。
もう統合されたのでしょうね。
ご自身と。
Mさんの背中の痛み。
経絡やツボでは効果がなくてね。
「畳でゴロリ」でおさまりました。
実は、もうひとつ。
新たな症状が生まれたMさん。
ただいま、カラダのメッセージ解読中。
また、ご報告しますね。
何なのでしょうね?
カラダって。
ココロって。
イノチって。
自ら意識を向ける。
そこなんだと思う。
専門家の力を借りるとしてもね。
最後はそこだと。
痛みってね。
「ここに意識を向けてくれ。」
っていうメッセージだと。
イヤでも向くよね(笑)
経絡ストレッチもね。
ご自分で経絡を意識してもらいます。
っていうか、意識だけ。
筋肉は意図的に伸ばさない。
結果的に伸びるけど(笑)
意識を伸ばす。
イメージをストレッチ。
そこにコリがあるとね。
伸びないんです。
イメージを伸ばせない。
で、しっかり痛い。
そこに意識を向けてね。
もう一歩、踏み出してみる。
エイヤと飛び込む。
自分の枠が広がって。
イメージが伸びる。
コリが消える。
すると、コリで抑えられていた感情がね。
栓が抜けたように、あふれ出ます。
だから、泣き出す人とか。
笑い出す人とか。
解放されるんだろうな~。
アタマで考えて。
ダメなものはね。
カラダで感じて。
リリースするんです。
その感じたことをね。
どう観じるか?
陰陽五行はね。
観じる方法。
観方なんです。
だから、セットでお伝えしたい。
伝わりました?
はい、やっとセミナーのご案内です。
今回は、文才豊かな才媛Kaolune さんに主催して頂きます。
・・・ほんとまいりました。
だって、これ、読んでみてください。
サーモン に引き続き。
ポツダム宣言、受諾します(笑)
< 陰陽五行&経絡ストレッチセミナー in 福岡 >
1.日時
1日目:平成26年8月2日(土)9:30~17:00
2日目:平成26年8月3日(日)9:30~17:00
※2日間セットでの受講となります。
※両日とも昼休憩1時間を含みます。
2.場所
警固神社 神徳殿2F
福岡市中央区天神2丁目2-20
3.定員
12名
4.参加費
30,000円
5.内容
(1)なぜ、イメージが大切なのか?
・「象」を「ゾウ」と読まない東洋哲学
・足裏のタコは食べ過ぎのサイン
・人体も球体
(2)白黒つけない東洋の観方
・息を吸うでもなく、吐くでもない。
・目を開けるでもなく、閉じるでもない。
・意識を集中するでもなく、寝るでもない。
(3)カラダも陰陽五行からできている
~自然界と相似した各ポーズの意味~
①冷涼 「むすんで」の「陰」 任脈のポーズ
・陰の経絡の親分
・言いたいことを抑えると胸が詰まる
・祝開通で気分が晴れる
・チェックするツボ 膻中(任脈)
②温暖 「ひらいて」の「陽」 督脈のポーズ
・陽の経絡の親分
・考え過ぎで夜も眠れない
・祝開通で頭が冴える
・チェックするツボ 顖会(督脈)
③春 「むくむく」の「木」 肝・胆経のポーズ
・上へ先へ、のびやかな成長、発展エネルギー
・先のことを考え過ぎるとイラちになる
・祝開通でチャレンジ精神が復活
・チェックするツボ 淵腋(胆経)
④夏 「ぱあーっ」の「火」 心・小腸経、心包・三焦経のポーズ
・華やかさ全開の繁栄、成熟エネルギー
・燃え過ぎると灰になる
・祝開通で豊かな表現力が復活
・チェックするツボ 少海(心経)、内関(心包経)
⑤土用 「ぴたっ」の「土」 脾・胃経のポーズ
・育てるけど腐らせる変化、調和エネルギー
・八方美人で個性がなくなる
・祝開通で母性と柔和さが復活。
・チェックするツボ 陥谷(胃経)
⑥秋 「きゅっ」の「金」 肺・大腸経のポーズ
・まとめて実らせる収斂・凝縮エネルギー
・締め過ぎると批判的になる
・祝開通で冷静沈着な統率力が復活
・チェックするツボ 尺沢(肺経)
⑦冬 「ぎゅ~っ」の「水」 腎・膀胱経のポーズ
・集めて蓄える凝固、内燃エネルギー
・ビビり過ぎて腰が重い
・祝開通でやり抜く意志力が復活
・チェックするツボ 照海(腎経)
(4)サポートできれば、自分も融ける
・明確な目的意識を持たない
・相手にゆだねる
・自他の境界線をなくす
(5)陰陽五行で気がめぐる
・法則を使うと患部に触らない
・気がめぐればカラダはゆるむ
・カラダからココロを観る
6.申込み方法
主催者Kaoluneさんの申込フォームより
・PCの方は、こちら 。
・スマホの方は、こちら 。
・携帯の方は、こちら 。
※キャンセルポリシー等の注意事項もあわせてこちら でご確認ください。
以上
感じて、観じる。
何が起こるのでしょうね?
期待と不安。
一歩踏み出されたいあなた。
真夏の天神でお会いしましょう。
では、今宵はこのあたりで。
