どっちも欲しいですよね。
さて、今宵は再び「胃経」について。
五行論でいうと、「土」に属します。
脾経も「土」で、表裏関係にあります。
「土」って、どんなイメージですか?
万物を分け隔てなく育てる。
でも、腐らせる。
それが次の命の糧となる。
これって、人体で云えばね。
消化器系っぽくないですか?
摂食→消化→吸収→排泄
食べ過ぎたら、胃経にコリが。
で、一昨日の記事 でね。
「我慢」も胃経だと。
奥歯を噛み締めるから。
で、胃経の前に、脾経の話を。
「脾は四肢を主(つかさど)る」
鍼灸師なら誰でも知ってます。
脾経が滞るとね。
四肢、つまり、手足に症状が出やすい。
だる重くなったりね。
「土」は、節目の象徴。
人体では、関節。
だから、手足なのかなあって。
でも、関節なら、手足以外にもあるのよね~。
しかもね。
「月」+「土」=「肚」
「土」は、「中央」の象徴でもあります。
カラダの中心だから、ハラが「肚」。
ほら、一層、手足に関係ないやん。
そういう時にね。
増永静人先生の著書を何冊か読んでね。
謎が見事に解けました。
我々、動物はね。
お腹が減ったら、どうします?
食べ物を得るために行動しますよね。
獲物を得るか、果実を得るか。
とにかく、足で移動しますよね?
で、手を動かしますよね。
胃は、獲得。
脾は、吸収。
胃の「獲得」とはね。
「食べる」だけでなくてね。
その前の狩猟、採取も含みます。
「食べる」の前提条件。
セットです。
手足を動かすとね。
胃は準備するわけですよ。
「食べる」用意を。
もちろん、脾もね。
「脾胃が病むと、四肢に症状が出る。」
ならね、
「四肢を動かすと、脾胃が活性化する。」
と云うのもアリですね。
「寝たきりになると、食べられなくなる。」
というのも納得。
手足を動かせないから。
脾胃に気がめぐらない。
ほっておくと、点滴生活に。
ちなみに、増永先生はね。
「手足十二経」
を提唱されています。
例えば、胃経ってね。
「足の陽明胃経」でしょ。
手は、通ってませんよね。
でも、胃経も手を通っている。
逆に、手の経絡も足を通っている。
かなり異端視されてますけどね。
でも、「獲得」が胃経の担当ならね。
手に入れる。
抱え込む。
手が協働しないと成り立たないでしょ。
ハイ、ご賛同される方は、「いいね」を(笑)
この考えをさらに広げるとね。
胃は、獲得。
何も食べ物だけでなくてね。
何かを獲得しようとする「気」。
「~を手に入れたい」という意思。
それ自体が胃経の担当ではないかと。
地位、名声、お金。
「~になりたい」
「~を手に入れたい」
「~を支配したい」
経絡ってね。
生命現象ですからね。
生理だけでなく、心理も含みます。
そういう心の動き、「気」はね。
「獲得」の胃経が担当する。
どうですか?
あながちハズレでもないような(笑)
っていうか、おもしろいでしょ。
食べ過ぎでもないのに、胃経にコリ。
じゃあ、「獲得」の「気」を捨てろって?
いえいえ、それを捨てては生命じゃないでしょ。
生命には、生きる意思が必要。
そこで、脾とセットで考える。
脾は、吸収。
「胃は獲得」の理屈で云うとね。
脾の「吸収」も食べ物だけじゃないでしょ。
「○○さんの云うことは、納得できない。」
これも消化不良でしょ。
吸収できてません。
「なるほど、そうか!」
って「腑に落ちる」。
脾経、胃経の治療になってません?
「獲得」と「吸収」って、セットでしょ。
獲得しなければ、吸収できません。
空腹なのに、よだれだけ垂らしている状態。
飢餓感が生まれます。
「飢え」はすぐにでも埋めたい。
だから、「食べる」という行為で代償するのではないか?
「ストレス喰い」ってそういうことかなと。
いまでも自分はこれだけ与えられている。
「いま」は「いま」で受け容れること。
それが吸収につながるのでは?
では、あなたの胃経のコリを。
胃経の陥谷(かんこく)です。
左足でチェックしましょう。
ツボなのに点じゃないでしょ。
候補地が広いんです。
この範囲のどこかにね。
痛いところは、ないですか?
親指を立てて、順に押してみましょう。
胃経が詰まっている方はね。
キョーレツに痛いはず(笑)
お風呂あがりにでもね。
親指で骨の間を押し広げるようにね。
足先に向けてマッサージしてください。
一方通行でね。
なぜか足の甲がズキズキ痛む方。
整形外科でも異常なしならね。
胃経がひきつっているからですよ。
2、3日食べずに胃を休めたら、おさまります。
ってことで、胃経が詰まっていたあなた。
何を獲得されたいですか?
それは吸収されてますか?
せめて、よく噛んで、味わいたいですよね。
早食いの私も大いに反省(笑)
では、今宵はこのあたりで。
