ランチのアッコちゃんの巻 | カフェときどき読書

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図書館で借りようと思ったら予約待ちが数百人といて

あきらめてすっかり忘れていたのだけど

先日立ち寄った本屋で平積みされていて、ふと手に取った

柚木麻子「ランチのアッコちゃん」。

これもタイミングと思い買ってみました。

そういえば小説読むのは久しぶりかも。


ランチのアッコちゃん/双葉社

¥1,188
Amazon.co.jp

お弁当本のような表紙です。


20代派遣社員の主人公が、彼氏に振られて落ち込んでいた時に

40代の女性上司「アッコちゃん」が

1週間、自分のランチと主人公の弁当を交換するよう命令。

そのアッコちゃん行きつけの店での出会いを通して

主人公が変わっていく、そんな話。


4つの短編のうち、2つがこの主人公とアッコちゃんにまつわる話で

あとの2つは違う主人公、

だけど会社で働くことに悩みを抱えているのは共通した点。


さらーっと、あっという間に読めます。

それを物足りないとみる人もいるとは思うけど

働く人、特に会社で仕事する人にとっては

端々に気付きがあったり、ぐっとくるポイントがあったりする。


話のおもしろさからいえば、インパクトがあるのは最初の表題作。

でも3つめの、

お嬢様学校出身の契約社員の女性が、30代を目前にして先行き不安になる話、

そして4つめの

1人でなんとかしないとと頑張っているベンチャー企業社長が

できが悪くて首を切った若手女性に翻弄される話が

よりリアルに感じられたかな。

何者になれていなくても、毎朝きちんと服装整えて出社する、

それだけでも立派なものだとか

ダメって思ってもいちいち落ち込まないで、

身をすくませているうちに何かできることがあるかもしれないとか。

特に4つ目は、心屋仁之助さん的かも(笑)


仕事で疲れた時に、ちょっと頑張る気になれる、ビタミン剤的小説です。

優しく接するわけでなく、むしろそっけないけど

根底に愛情が感じられる。

アッコちゃんみたいな上司がいたらなあ~。

アッコちゃんのセリフとか、リアルに役立つ言葉がちりばめられてます。


そんなわたしは。

「子どもを大事にした働き方」

というのは、子どもが何歳まで許されるものなのかと考え中・・・

直接自分が言われたわけでないけど、明日は我が身なんだろうか・・・