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期待よりも「不安」が勝る孤独な出発
結婚式当日。
新婦の私はヘアメイクや着付けのために朝早くから母と一緒に式場へ向かいました。
式場へ向かう電車で私の心を満たしていたのは高揚感ではなく、あの人は本当に一人でちゃんとやって来るのだろうかという、新婦らしからぬ不安でした。
これまでの打ち合わせも、ドレス選びも、全て「何でもいい」という丸投げスタンスだった彼。当日、たった一人の式場への移動と自分の身支度すら、彼にとっては難易度の高いミッションのように思えて仕方がなかったのです。
いっそ、私たちが出る時間に一緒に連れて行きたいと思いましたが、彼が嫌がったのでとりあえず寝過ごさないように起こすだけ起こして、信じて家を出るしかありませんでした。
「とりあえず来た」安堵の後に見た、衝撃の姿
私がプロの手でヘアメイクを終え、待機していた時、大きな荷物をかかえた彼が目に入りました。
心底ホッとしてそばに行くと
顎には生傷が!!
彼の顎には、一箇所、赤い切り傷ができていました。
大怪我ではない。でも、今日この日のこのタイミングで、よりによって一番目立つ顔に作る必要のない傷。
「……ああ、これ? 髭剃り失敗して、ちょっと切れただけ」
「えーーーなんで今日!」
一生残る写真、一生に一度の晴れ舞台なのに。
人並みにか友人や親戚の結婚式に参加してきましたが、顎から流血している新郎なんて見たことがありません。
新婦が数時間かけて磨き上げられているその裏で、彼は自分の髭すらまともに剃れず、不注意な傷を作って現れたのです。
主役の自覚ゼロ。迷子の新郎が告げる「前途多難」
しかも、彼は式場に到着してから、「自分のタキシードをどこで着ればいいか分からない」と、着替え場所も見つけられずに大きな荷物を持ったまま式場内をうろうろしていたんです‥‥…。
ゲストも出入りするような時間帯に、主役であるはずの新郎が大きな荷物を抱えて迷子になっている……。私は深い溜息をつきました。
打ち合わせから今日この瞬間まで、彼は何一つ「自分のこと」として準備をしてこなかった。
その結果が、「顎に小さな切り傷を作り、自分の居場所すら分からず彷徨う新郎」という、なんとも頼りない姿でした。
【モラ夫】地獄のワンオペ結婚式③ 当日編
ドレスを着た私を見て、○○と言った驚愕の理由へ続く
これ、めっちゃよかったよ

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