■ 自分勝手な都合だった私
◆ 長男の本心
トントン拍子で話が進み、直感的に
『この家に住むんだろうな』と感じた。
しかし、1番の問題は
長男の気持ちだった...
新しい家を探していると告げた時から
そう、頑なに拒否していた長男。
この場所には大切な友達、
アパートの裏には家族同然に感じている
おじさんがいるのだ。
この引っ越しは、
あくまでも親の都合でしかない。
ただただ
引っ越せるかもしれない...ということに、
安堵していた私は甘すぎた。
『絶対に離れない!いやだ!勝手なこと言わないでよ!1人でここに住む!』
暮らしてきたのは私だけ。
長男は、ここで生まれた時から
このアパートで過ごしてきているのに...
大切な友達
大好きな遊び場
大好きな学校
子供の心に『引っ越すこと』は
大きな負担になるのは間違いなかった。
私はいつの間にか
このアパートから離れられることに
安心感を得ていたが、大切なことを
置き去りにしすぎていたのかもしれない。
長男の気持ちは全くもって揺るがない。
『○○だけアパートに残して、みんなで引っ越せばいいじゃん!!なんで○○の気持ちは考えてくれないの?!友達と離れなきゃいけない気持ち、ママとパパにはわかんないんだよ!!』
来る日も来る日も話し合ったけれど
長男はなかなか
首を縦に振ってくれなかった...
一番大事なことってなんだろう?
ここに来て、
家族にとってなにが一番大切なことなのか
を考えるタイミングがやってきていた。
私は自分の気持ちしか
見えていないことに
ものすごく後悔していた...
〜つづく〜
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